1月の外食市場全体は売上高未達ながら前年並み

日本フードサービス協会(JF)は2013年1月外食産業市場動向調査を発表した。

外食市場全体は、客数と売上高が未達ながら、ほぼ前年並みに推移した。

JFでは、前月に続いて前年に及ばなかったことの背景として、「全国的に平年より気温が低く大雪に見舞われた地方も多く、また、首都圏でも三連休最終日の『成人の日』に予想外の大雪になるなど」で客足が遠のいたことを挙げている。

事業所数(n=219)、店舗数(n=32,385)
全体 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 97.8% 102.1% 98.1% 99.7%

ファストフード

ファストフード全体では、客単価がやや下がり、客数が微減、売上高は5.3%減となった。

洋風は客単価が6.5%低下したが、客数も微減、売上高は9.8%低下となった。

和風は客単価が6.4%上昇、客数は8.3%減で、売上高が微減。

麺類の客単価は前年並みで、客数は5.9%増、売上高は5.4%増となった。

持ち帰り米飯/回転寿司は売上高未達ながらほぼ前年並みに推移した。

事業所数(n=60)、店舗数(n=17,769)
ファストフード 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 94.7% 102.9% 97.2% 97.5%
洋風 90.2% 100.0% 96.4% 93.5%
和風 97.5% 104.4% 91.7% 106.4%
麺類 105.4% 109.0% 105.9% 99.5%
持ち帰り米飯/回転寿司 98.5% 102.6% 100.0% 98.6%
その他 100.4% 103.7% 100.5% 99.9%

ファミリーレストラン

ファミリーレストラン全体では、各指標とも前年をクリアしながら前年並みに推移した。

中華は売上高が5.1%増。

焼き肉はの客単価は前年よりやや上昇し、客数は13.8%、売上高17.4%と二桁増の好調さを示した。

事業所数(n=58)、店舗数(n=9,564)
ファミリーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 102.6% 101.2% 100.5% 102.1%
洋風 99.5% 100.4% 98.7% 100.8%
和風 101.8% 101.8% 101.9% 99.9%
中華 105.1% 106.5% 102.8% 102.3%
焼き肉 117.4% 97.8% 113.8% 103.2%

パブ・居酒屋

パブ・ビアホールはほぼ前年並みに推移。

居酒屋コは客単価は前年並みながら、客数が5.2%減、売上高が5.5%減の結果。

事業所数(n=36)、店舗数(n=2,271)
パブ・居酒屋 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 95.6% 100.3% 96.4% 99.1%
パブ・ビアホール 102.9% 103.2% 104.2% 98.8%
居酒屋 94.5% 99.8% 94.8% 99.6%

ディナーレストラン

ディナーレストランはほぼ前年並みに推移した。

事業所数(n=28)、店舗数(n=397)
ディナーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 101.0% 100.0% 102.2% 98.8%

喫茶

喫茶は売上高未達ながら、ほぼ前年並みに推移した。

事業所数(n=17)、店舗数(n=1,899)
喫茶 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 99.4% 101.1% 97.9% 101.5%

その他

事業所数(n=20)、店舗数(n=485)
その他 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 103.6% 102.1% 103.1% 100.5%

●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/