3日、新潟県は、三条市の居酒屋で豚生レバーを食べた男性2名が食中毒症状を訴え、便からカンピロバクターを検出したということを発表しました。
豚の生食はE型肝炎ウイルス食中毒の危険もあります。
牛の生レバー提供禁止以降、豚の生レバーを提供する飲食店が増えているようです。東京でも繁盛店として評判になっている店の看板メニューになっている例があります。当該地域の保健所に対応状況を問い合わせたところ、店のオープン以来繰り返し注意喚起し、提供をやめるよう「お願い」をしているとのことです。
これは法制度の限界ですが、法律で禁止されていなければ何をしてもいいわけではないという道徳と、食の提供者としての当たり前のリスク管理、お客の命をあずかる仕事に携わっているという恐れを忘れたくないものです。
※このコラムはメールマガジンで公開したものです。