名バーテンダーたち
小売・外食

「Tokyoインターナショナル・バーショー」レポート(1)洋酒イベントのお作法

5月5日・6日の両日、東京・六本木で「Tokyoインターナショナル・バーショー + ウイスキーライヴ 2012」が開催された。2000年からの「ウイスキー・ライブ」にカクテルが加わって進化したイベントのレポートをお送りする。まずは、洋酒イベントの歩き方・利用のコツからお伝えする。
恢復するチェーン

検証・渥美俊一氏のチェーンストア理論(14)今日スクラップアンドビルドの戦略は通用しない

渥美式チェーンストア理論では、スクラップ・アンド・ビルドを肯定的にとらえている。実際に、チェーンストアの多くがスクラップ・アンド・ビルドの考え方で出店している。しかし、そのことがブランドを傷つけ、消費者を傷つけていることに気付く必要がある。とくに、少子高齢化の今日の日本で、スクラップ・アンド・ビルドの戦略は立ちゆかないものになっている。
健康食品テレビ通販の現場からお伝えします

通販番組の構成手法(3)わかりにくくしてネ!

普通の番組と通販番組の違い、まだまだいろいろあります。今回は、健康食品でも美容サプリでも避けて通れぬ、成分や効能の説明について……。言ってはいけないことを言わんとするために、ずいぶん乱暴な構成の番組も出来てきちゃうのです。
姉の宮垣みね子(左)と妹のとし子
洋酒文化の歴史的考察

VI 女性バーテンダーのさきがけ(2)戦前日本編

エイダ・コールマンの例にならい、日本の当時の一流ホテルに女性バーテンダーの名を探す。もしそこに名前が見つからなければ、探索は一挙に難しくなる。年号が昭和に変わって全盛期を迎えたカフェー、そこでおぼつかない手つきでシェーカーを振っていた「女給」という存在があるからだ。それでも見つかったある女性は、確かな腕を持つ名バーテンダーであったはずだが、その後の消息はつかめなくなってしまう。
恢復するチェーン

検証・渥美俊一氏のチェーンストア理論(13)直営チェーンだけが優れたシステムではない

渥美俊一氏は、一つの資本で11店以上を展開する直営チェーンを理想、あるべきチェーンの姿とした。しかし今日、フランチャイズチェーンのように他人資本による多店化で成功しているチェーンは多い。さらに、加盟店の形を採らないチェーンの形さえある。その成功のカギは、システム、契約、資本・金銭関係以外のところにある。
健康食品テレビ通販の現場からお伝えします

通販番組の構成手法(2)感動して売れなかったお話

前回から、普通の番組と通販番組の構成の仕方の違いについて書いています。普通の番組は最後まで結論を出さないことで興味をひきつけて視聴率を下げないようにするのですが、通販は短時間ですべてをわからせて納得させて、注文の電話を促すという違いをお話しました。ところが、地上波の通常の番組で敏腕を買われるディレクターさんたちが、この違いになかなか慣れないのです。そんな現場のオハナシを……。
洋酒文化の歴史的考察

VI 女性バーテンダーのさきがけ(1)欧米編

19世紀半ばまで、旅人のための宿泊施設は、なんらかの目的を持った旅行の便宜のためにあった。しかし19世紀後半以降、欧米には富裕層のレジャーに利用目的を絞った高級ホテルが相次いで登場する。新大陸の新しい飲み物だったカクテルは、その中で新しい発達を遂げた。そしてカクテル史上に数々の伝説を残したサヴォイ・ホテルに、世界で最も有名な女性バーテンダーが現れる。
恢復するチェーン

検証・渥美俊一氏のチェーンストア理論(12)絆とコミュニティに関する洞察が欠けている

商業とは単にモノとカネをやりとりするだけの即物的な行為ではない。そこには必ず、人間と人間の関係が生まれ、広がり、多様化する。本来、それに関する洞察は商業をより発展させるもののはずだが、従来のチェーン理論を含めた商業の研究では重視されてこなかった。これらについての研究が、今後のチェーンビジネスに新しい力を与えるはずだ。
健康食品テレビ通販の現場からお伝えします

通販番組の構成手法(1)こまめにクライマックス!

今回は同じテレビ番組でも、違うことがイッパイの「普通の番組」と「通販番組」の違いについてお話しましょー。実はこの違いのため、私が普通の番組でご一緒したディレクターさんが、通販をやったら戸惑いの連続……という姿を幾度となく見てきました。テレビ業界の中でも多くの人があまり認識していないと思われる、その手法の違いについてのヒミツをご披露しましょ。
洋酒文化の歴史的考察
洋酒文化の歴史的考察

V 蜂印と赤玉~ボタニカルを巡って(3)

先行してシェアを広げていた「蜂印香竄葡萄酒」に挑んだ「赤玉ポートワイン」。この両者はともに“ワイン”の部類と思われるが、実は全く異なるジャンルの酒である。さらに興味深いのは、「赤玉」は「蜂印」に対して不利な部分で勝負をかけ、費用をかけて広告を展開した点だ。
恢復するチェーン

検証・渥美俊一氏のチェーンストア理論(11)人間としての働きの価値を認めること

超過収益力のあるブランドを作るには、モノを売るのではなくコト(出来事)を売るという考え方を持つ必要がある。それを実現するには、店舗のスタッフの働きが重要になる。お客との対話や、美的センスを発揮するなど、人間としての働きが独自の価値になるからだ。
外食産業市場動向調査

3月の外食市場は客数・売上高とも2桁増。焼き肉・持ち帰り米飯も回復見せる

日本フードサービス協会(JF)は2012年3月外食産業市場動向調査を発表した。これによると、3月の外食市場は客数・売上高とも2桁増。低迷していた焼き肉と持ち帰り米飯/回転寿司も同様の数字。不便・自粛ムードのない中、需要は好調で、東日本大震災直後の昨年の数字との対比で大きく伸びる結果となった。
洋酒文化の歴史的考察
洋酒文化の歴史的考察

V 蜂印と赤玉~ボタニカルを巡って(2)

ノイリープラットのドライ・ベルモットに使われているボタニカルの一つ、セントーリーとは果たしてどのような香りであったか。ところで、リキュールに使われるボタニカルを調べているときに気付いたことがある。戦前に覇を競った「蜂印香竄葡萄酒」と「赤玉ポートワイン」についてだ。