外食産業市場動向調査

数字好調も19年水準は遠く

日本フードサービス協会(JF)は2022年6月外食産業市場動向調査を発表した。全体(事業社数230、店舗数37,099店=99.8%)合計の売上高は119.9%と2桁の拡大。客単価は際立って上昇したが、客数は111.3%と2桁の大幅増。
フードサービス月次業績

2桁以上の売上増100件超

2022年6月のフードサービス(株式公開企業)の業績。既存店売上高では、147件のデータのうち129件が前年同月以上だった一方、18件が前年同月割れとなった。全店売上高では、107件のデータのうち90件が前年同月以上だった一方、17件が前年同月割れだった。
食品スーパー月次業績

前年同月を上回ったのは7件

主要食品スーパーの2022年6月実績。カスミなど一部を除いて各社とも既存店客数は前年を下回った。既存店客単価はデータのある26件のうち16件が前年同月を上回り、10件が前年同月を下回った。既存店売上高はデータのある39件のうち平和堂など7件が前年同月を上回り、32件が前年同月を下回った。
コンビニエンスストア月次業績

ファミマは客数伸び売上も増

主要コンビニエンスストアの2022年6月実績。ファミリーマートは客数を伸ばし既存店売上高は5.2%プラスとなった。セブン-イレブンは既存店客数が前年同月を下回ったが概ね前月並みで、既存店売上高は前年同月を上回った。ミニストップは既存店客数が2.7%減で、既存店売上高も前年同月を下回った。
外食産業市場動向調査

2割増。フリーGWがプラスに

日本フードサービス協会(JF)は2022年5月外食産業市場動向調査を発表した。全体(事業社数237、店舗数36,985店=99.5%)合計の売上高は120.4%と2桁の拡大。客単価は際立って上昇したが、客数は112.5%と2桁の大幅増。
フードサービス月次業績

アルコール系など売上高大幅増

2022年5月のフードサービス(株式公開企業)の業績。既存店売上高では、148件のデータのうち133件が前年同月以上だった一方、15件が前年同月割れとなった。全店売上高では、107件のデータのうち97件が前年同月以上だった一方、10件が前年同月割れだった。
食品スーパー月次業績

スーパーのコロナシフト終了

主要食品スーパーの2022年5月実績。イズミは既存店客数が4.3%増で、既存店売上高も105.8%増となった。そのほかのほとんどのチェーンは、前月に続いて既存店客数が前年同月を下回り、客単価も低下傾向で既存店売上高も前年同月に達しなかった例が目立つ。“コロナシフト”の終了が確定しつつある。
コンビニエンスストア月次業績

ファミリーマートが客数伸ばす

主要コンビニエンスストアの2022年5月実績。ファミリーマートは既存店客数を前年同月比105.1%と伸ばした。セブン-イレブンとローソン(ストア100を除く)も客数は前年比をクリアし、3社は既存店売上高も前年比増となった。ミニストップは客数が前年比減で、売上高も前年同月に達しなかった。
フードサービス月次業績

各社前年同月を大幅に上回る

2022年4月のフードサービス(株式公開企業)の業績。既存店売上高では、148件のデータのうち140件が前年同月以上だった一方、8件が前年同月割れとなった。全店売上高では、107件のデータのうち95件が前年同月以上だった一方、12件が前年同月割れだった。
食品スーパー月次業績

客数減。外食の回復も影響か

主要食品スーパーの2022年4月実績。各社とも既存店客数は前年同月を下回った。客単価は上昇している例が多い。既存店売上高はデータがある38件のうち前年同月をクリアしたのは17件だった。食品スーパー関係者には、外食の回復も影響しているという見方がある。
コンビニエンスストア月次業績

客数前年クリアはファミマのみ

主要コンビニエンスストアの2022年4月実績。既存店客数は前月に続きファミリーマートを除く各社とも前年同月を割っている。各社とも客単価は上昇傾向。売上高はローソンストア100とミニストップが前年同月を下回った。そのほかはほぼ前年並みで推移。