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水無月が教える氷のありがたみ

 クールビズの繰り上げでピンと来ないかもしれませんが、今週金曜日6月1日は更衣(ころもがえ)です。梅雨入りを考えると憂鬱な時期でもありますが、しかし新しい装いは夏が近づく楽しみを感じさせてくれるものです。
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言いたいことはわかる、でも、みだらだよ

《前回のつづき》「エル・ブリ」※は新しい料理のアイデアをたくさん提案しました。素材をロボにかけてガスで押し出してムース状にしたり(エスプーマ)、液体を人工イクラのようにして料理に添えたりといった仕事は全く化学実験のようで、これにはこれでフレンチ的(それがフレンチではないにせよ)な発想の極限はこうかと思わせられました。
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西洋料理は錬金術で作られる

「フランス料理ハンドブック」(辻調グループ 辻静雄料理教育研究所 編著、柴田書店)が発行されました。フランスの地方料理、調理の基本、材料と料理、飲料、食事の組み立て、レストランのしくみ、行事食、そしてフランス料理の歴史と、フレンチに関するあらゆる事柄を網羅した内容で、500ページ近くという大作です。
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リピートを増やす3つの秘密

 隔週土曜日に「食って・走って・また食った」を連載中の上荻吾朗氏には、なるべく“普段使い”のできるお店のレポートをとお願いしていますが、このところ都内のさる三つ星レストランにご執心です。
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コメの値段より土地の値段に興味のある人々

 先日、農業者大学校の閉校式にうかがいました。  農業者大学校は、農業経営者とくに地域のリーダーとなる人材を育成する唯一の国立教育機関として1968年東京都多摩市に設立されました。2001年機構改革により独立行政法人に移行し、2006年には農業関係の他の独立行政法人と統合し、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の内部組織となりました。2008年に筑波農林研究団地(茨城県つくば市) […]
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科学コミュニケーションはケガレ観を踏まえて

「3秒ルール!」なんていうものがあります。学校で弁当を広げていて、おかずの一つをポロリっと床に落としてしまったとき、パッと拾い上げて口に入れてしまう。「そんなの食べて大丈夫か?」と聞くと「3秒ルール」(3秒以内に拾って口に入れればセーフ)と笑いながらモグモグやっている。そういう友人はいましたよね? あ、あなたでしたか?
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雛祭りに見る宗教・呪術の工業化

 3月3日は桃の節句。「雛祭り」と言いますから、桃の節句と言えば雛人形が主役のように思います。女性のみなさんには、せっかく素敵なお雛様を見てもらおうというのに、小学生の頃おひなさまの日に招待した男子はなぜ食べることばかりに熱心だったのだろうとか、「日本全国酒飲み音頭」なる曲に「ひな祭りで酒が飲めるぞ」なんて歌っているのは許せないとか、思っている方もいるでしょう。