スクリーンの餐

オリンピックの宿泊事情と食

年末年始企画で中断していたシリーズ「スポーツ映画の食」を再開する。  今年7月24日の東京オリンピック開会まであと半年あまりに迫ったが、昨年IOCがマラソンと競歩の開催地を札幌に変更したのには驚かされた。
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家族たちをつないでいく品々

年末の恒例企画、年間1000本近くの鑑賞本数を誇る私rightwideが、今年公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選したベスト10を発表する。今回は邦画編である。
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レスリング/兄弟姉妹の食事

2020年の東京オリンピック開催にちなみ、スポーツ映画とその中に登場する食べ物にスポットを当てるシリーズの4回目は、レスリングを題材とする映画2本を取り上げる。レスリングは前回のリオデジャネイロオリンピックで4つの金メダルを獲得するなど、日本の“お家芸”である。だが、オリンピックの「中核競技」からは外れ、存続のための改革が求められている 「フォックスキャッチャー」のヤケ食い  2014年製作のアメ […]
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往年の名テニス選手たちと食

2020年の東京オリンピック開催にちなみ、スポーツを題材とする映画とその中に登場する食べ物にスポットを当てるシリーズの3回目は、男女共に日本人選手の活躍が期待されるテニス。海外の名選手の伝記映画2本を取り上げる。
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裏社会の最凶ニンジャすし職人

先日、久しぶりに「外国映画の中の“日本食文化”」について語りたくなる作品に出会ったので紹介しようと思う。現在公開中の「ジョン・ウィック:パラベラム」がそれである(シリーズ「スポーツ映画の食」は次回から再開します)。
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わけあって空腹のランナーたち

2020年の東京オリンピック開催にちなみ、スポーツを題材とする映画とその中に登場する食べ物にスポットを当てるシリーズの2回目は、人間の基本動作である走りを競う、スポーツの原点とも言える陸上競技を取り上げる。 「炎のランナー」の豚の足  1981年製作のヒュー・ハドソン監督作品「炎のランナー」は、名門ケンブリッジ大学の主力短距離ランナー、ハロルド・エイブラハムズ(ベン・クロス)と、プロテスタントの宣 […]
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映画が描いた卓球とその食事

東京オリンピックまであと10カ月。本連載ではスポーツを題材とした映画と劇中に登場する食べ物について取り上げていこうと思う。まずはメダルが期待される卓球から。 「ピンポン」のスナック菓子  2002年公開の曽利文彦監督作品「ピンポン」は、松本大洋の漫画を原作に宮藤官九郎が脚本を務めた。  神奈川県の片瀬にある高校の卓球部を舞台に、インターハイ予選から次年度の予選までの一年間を描いた青春群像劇である。 […]
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勝者のアフタヌーン・ティー

いよいよ9月20日からラグビーワールドカップ2019日本大会が開催される。今回はそれにちなみ、ラグビーを題材とした映画の中で飲食が果たした役割について述べていく。 人種対立をノーサイドに  ジョン・カーリンのノンフィクション小説をクリント・イーストウッドが監督した「インビクタス 負けざる者たち」(2009)は、南アフリカ共和国におけるアパルトヘイト(人種隔離政策)の撤廃に尽力したネルソン・マンデラ […]
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「異人たちの夏」死者との食事

本日(8月16日)は月遅れ盆の送り火。お盆でこの世に戻って来ていた死者の霊をあの世に送り出す日と言われている。映画においても死者がこの世に戻って来るシチュエーションの作品は古今東西数多存在する。
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新海誠「新宿三部作」の食べ物

現在公開中の「天気の子」、そしてその前の「言の葉の庭」(2013)、「君の名は。」(2016)。新海誠監督のこの3作は、いずれも東京の新宿近辺を主な舞台としている。今回はこの「新宿三部作」を、作中に登場する印象的な食べ物を通じて読み解いていく。 《以下、公開中の作品に触れますのでご注意ください》
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トゥインキーの妖エネルギー

「ジャンクフード」と言うと、ある種の食品を栄養のバランスが悪く健康によくないと見なすネガティブな言葉だが、そのようなそしりを受ける食品であっても「早い、安い、そこそこうまい」といった長所から愛着を感じている人がいるのも事実である。  そんな、「ジャンクフード」と呼ばれるものを愛する人々が登場する映画をシリーズで取り上げてみようと思う。第1回は、前回「ダイ・ハード」で紹介したトゥインキーとその愛好家 […]