「ボン・グゥ 神楽坂」(東京・神楽坂)
食って・走って・また食った

おひとり様の前菜の楽しみ「ボン・グゥ 神楽坂」(東京・神楽坂)

まだ梅雨明けはしませんが、梅雨の晴れ間の空気や夕焼けは格別ですね。夕焼け偏愛者の自分としては、この季節から夏にかけての夕焼けが大好きで、切なくて、サイコーなのです。どういうわけか、刻々と色を変えていく空を見ていると、ときに胸が締め付けられる気持ちになります。きっと無意識に、戻ってこない“今”をいとおしんでいるんでしょうね。そういう年齢になりました。
食卓書机

ケーサツは文化を創らない

 ニューヨークを訪ねたのは一昨年のことなのですが、その頃すでにピークと言われた彼の地でのラーメンブームは、どうしてどうしてまだまだ冷めず、すでにスシに続く新文化として根を下ろしつつあるようです。
「キッチンアオキ」(東京・飯田橋)
食って・走って・また食った

大人のお子様ランチ!「キッチンアオキ」(東京・飯田橋)

入梅しましたね。北海道出身の自分は、人生の半分以上を東京で暮らしても、厚く垂れ込める雲の憂鬱さには慣れません。そんなときに救いになるのが、雨の合間の自転車通勤。雨さえなければ、暑くもなく寒くもないこの気候は絶好の自転車通勤日和。会社に着いたときのあたまが真っ白になる気持ちよさがサイコーです。
オスカル(右)が家族と訪れた海岸。母の運命を変える光景に遭遇する
スクリーンの餐

映画の中のウナギ「うなぎ」「ブリキの太鼓」

今年の土用の丑は7月27日。しかしそれを前にして昨冬からの今シーズンも、3年連続となるシラス不漁が伝えられている。これによって価格が高騰し、庶民には手の届かない存在となってしまうのが心配な今年のウナギ。そこで今回は、指をくわえながら、“食えないウナギ”が登場する2本の映画を取り上げたい。
「末廣ラーメン本舗」高田馬場分店(東京・高田馬場)
食って・走って・また食った

まっすぐなラーメン「末廣ラーメン本舗」高田馬場分店(高田馬場)

夏が近づいた、と言っても、まだまだ夜になるとぐっと冷えるもの。5月も後半からは寒暖差が激しく、昼間薄着で出て来た分、夜は冷えてしまいます。自転車通勤者にとっては、必死に漕いであったまるまでがつらいところ。かと言って厚着しすぎると汗だくになってしまう……。微妙な温度調節の季節ですが、こまめな着替えが肝心。夏風邪などひかぬよう注意しましょう、ご同輩。
食卓書机

水無月が教える氷のありがたみ

 クールビズの繰り上げでピンと来ないかもしれませんが、今週金曜日6月1日は更衣(ころもがえ)です。梅雨入りを考えると憂鬱な時期でもありますが、しかし新しい装いは夏が近づく楽しみを感じさせてくれるものです。
「もみじ屋」(東京・飯田橋)
食って・走って・また食った

懐かしさと新鮮さと……「もみじ屋」(東京・飯田橋)

天候不順とは言いながら、ときに晴れ上がった空を見上げると夏の足音が聞こえてくるようにも感じます。こうして一日、一日と暑くなってきて……。北海道出身の自分にとっては、もはや「ほぼ夏!」ですね。青空や美しい夕焼けを見れば、自分は飲めませんが飲める人にとっては「ビアガーデンが呼んでいる!」っていう感じでしょうか。僕らの世代では、「ナイターとビール!」っていう黄金パターンもいよいよ本番でしょう。みなさん、 […]