スーパーで売られている中華合わせ調味料
「中華料理」と「中国料理」は同じですか?

合わせ調味料による“ファスト中華料理”という発明

日本での中華料理の進化は、ラーメンと焼きギョーザといった新たなジャンルを生んだだけではない。味や種類の進化ではなく、料理を簡単に、誰でも作ることができるようにする“ファスト中華料理”と、さらに速くできる“インスタント中華料理”への進化も遂げている。 家庭でシェフの味が出来るファスト中華料理 “ファスト中華料理”の主役は、中華合わせ調味料だ。これは、コショウや唐辛子のような単純な調味料ではなくソース […]
深山(左)とおせいろ
食って・走って・また食った

“熟成させたそば”「志ま平」(東京・神楽坂)

年の瀬が近づくとどの業界でも慌ただしくなり、せわしくなります。自分もご多分に漏れず、仕事の海でアップアップしてますが、こういうとき、自転車通勤だと、終電を気にしないでいいので、楽というか、なんというか。それで無理しすぎなのもどうかな、と思うのですがね。帰路、ふと気付いて自転車を停めて月を見たりしながら、真夜中にほっとしたり。なにしろ安全運転でいきましょう。
西安料理店の看板
「中華料理」と「中国料理」は同じですか?

中国から日本へ料理は海を渡り続ける

「西安刀削麺」「小肥羊」など、中国の地方料理の店が続々と日本に進出してきている。これらは日本人のラーメン好き、鍋料理好きに対応しながら、今までなかった新しい味・食文化を日本に導入している。この“新しい風”が、日中双方にさらに新しい食文化を興していくだろう。
私の愛車
食って・走って・また食った

思い出のケンタッキー・わが街に

ハロウィーンと北海道の七夕  街の灯りやイルミネーションは、早クリスマス仕様。  いつの間にか、ハロウィーンが終ったらクリスマスモードという、欧米のような状態になってしまった。  誰が先導したかわからないが、これもまた、資本主義、というやつなのだろうか。  余談だけれど、ハロウィーンというイベントも最近ぐっと身近になった。家々を回ってお菓子をもらうというのは、自分の故郷の北海道では、七夕の風習だっ […]
二つで一つの「めおとぜんざい」(絵・筆者)
スクリーンの餐

「夫婦善哉」の中の昭和大阪グルメ

織田作之助の原作を豊田四郎監督、森繁久彌・淡島千景主演で映画化した「夫婦善哉」(1955)を紹介する。「くいだおれの街」大阪をこよなく愛した原作者の食べ歩きの経験を反映していると思われる描写が随所に見られる。
「味千ラーメン」のラーメン
「中華料理」と「中国料理」は同じですか?

「味千ラーメン」の成功(2)

中国で人気を集めている「味千ラーメン」の成功の秘密は何か。前回説明した立地戦略および商品戦略と、今回説明する店舗の規模・構造は、“変える部分”だが、それらとは別に“変えない部分”がある。この両面を持つことが、中国という新市場で成功するカギだ。
赤く染まるスクリーンにさまざまな意味を込める(絵・筆者)
スクリーンの餐

張芸謀作品の中の酒と餃子

今年度のノーベル文学賞は、村上春樹氏優位の下馬評を覆し中国の莫言(モー・イエン)氏が受賞した。私は莫言の小説を読んだことはないが、彼の原作を映画化した「紅いコーリャン」(1987)を観てその作品世界の一端を知った。今回はこの映画の監督で2008年の北京オリンピックで開会式と閉会式の演出を務めた張芸謀(チャン・イーモウ)の作品に登場する酒と料理を紹介する。
北京国際空港ターミナルの「味千ラーメン」
「中華料理」と「中国料理」は同じですか?

「味千ラーメン」の成功(1)

中国では「味千ラーメン」が大成功しており、上海や北京などの大都市で日本のラーメンが人気を集めている。また「餃子の王将」も大連から多店化を開始した。これら中国に進出する中華料理チェーンの成功の秘訣は何か。まず、立地戦略と商品戦略から見ていく。
「岩中豚のロースト 季節の野菜を添えて」
食って・走って・また食った

とっておきの極うまブラッスリー「リベルタン」(東京・渋谷)

いきなり寒くなってきましたね。10月で、ようやく涼しくなってきたと思ったら、朝晩は冷え込むぐらい。寒暖差に風邪が流行っています。自転車愛好者の自分も、これからの季節はうがい・手洗いの励行とこまめな着替えが肝心と心得ていますが、走るにはいちばんの季節でもあり。休日のツーリングも楽しみです。さて、今日は神楽坂・新宿界隈から飛び出して、渋谷のがっつりうましのお店のお話です。
麺料理
「中華料理」と「中国料理」は同じですか?

日本で進化した中国料理(2)

日本の焼きギョーザは中国の餃子とは異なる食べ物だ。ラーメンと中国の麺料理もしかり。だが、筆者はそうした日本式の「中華料理」と本場の「中国料理」は、両方それぞれによさがあると感じている。そして、海外のよいものを日本独自の食文化に取り込む日本人の姿勢に関心を持っている。
時・人・仕事

ビールの知識と楽しみ方を普及させ需要喚起・外食の活性化につなげたい

今年発足したジャパンビアソムリエ協会が11月3日・4日に第2回 ビアソムリエ認定講座(ベーシック)を予定している。ビールの知識を身に付け、ビアソムリエの認定証を授与するもの。この講座の実際と狙いについて、代表・森本智子さん(ドイツDoemens Akademie認定ビアソムリエ、ドイツ食品普及協会代表)と、理事・小倉朋子さん(トータルフード代表取締役、フードプロデューサー、日本箸文化協会代表)に聞 […]
「ジェラテリア シンチェリータ」(東京・阿佐ヶ谷)
食って・走って・また食った

背中を丸めて抱え込みたいジェラート「ジェラテリア シンチェリータ」(東京・阿佐ヶ谷)

10月に入って、ようやく、ようやく、朝晩は涼しくなってきました。それでも日中は暑く感じ、まさに異常気象のような気がします。日中はまだまだ水分をこまめに取ったり、着替えもきちんとしながら過ごしたほうがよさそうですね。ただ、自転車にとっては、シーズン本番! 仲間たちがロングライドに向かうのを尻目に、今日も近場をゆっくり漕いでしまうのでした。秋は食べ物がおいしいから、ぜひ、食事をメインのポタリングも企画 […]