食卓書机

輸入解禁の矢先のBSE発生

 厚生労働省の12月22日の発表によると、11月18日成田空港検疫所の輸入時検査で、ポーランド産牛に輸入条件である扁桃の除去が不十分なもの(冷凍舌3箱、52.05kg、丸紅が輸入)が確認されたということです。  同省では同じ施設から出荷された貨物およびポーランド産牛舌の輸入手続きを停止。またポーランド政府に対し再発防止策等の詳細な調査を要請していたところ、12月11日、ポーランド政府より当該施設に […]
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ビールケースを踏む人の神経

「ペヤング」の焼そばにゴキブリが混入していたことが、Twitterで写真付きでツイートされたことから始まった事案については、その後まるか食品(群馬県伊勢崎市、丸橋嘉一社長)が、外部機関の分析結果をもとに社内で検証を行った結果、製造過程でのゴキブリ混入の可能性は否定できなかったとして、11日、全工場(本社工場、赤堀工場)での生産自粛および全商品の販売休止を発表しました。 まるか食品 http://w […]
「マダム・マロリーの魔法のスパイス」より
スクリーンの餐

インド人シェフ作のウニ料理

昨年に続き今年も年末企画として、年間1000本以上の鑑賞本数を誇る私rightwideが、今年公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選し、ベスト10として発表する。まずは洋画編から。
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「ペヤング」に虫混入の事故

 2日、Twitterで即席麺「ペヤング」に虫が混入していたというツイートがあり、製造したまるか食品(群馬県伊勢崎市、丸橋嘉一社長)と管轄の保健所が対応する一方、SNS等では事の真偽を推理するなど引き続きホットな話題の一つとなっています。 お客様への大事なお知らせ(まるか食品) http://www.peyoung.co.jp/news/detail/2014/159 お詫びと商品自主回収のお知ら […]
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本当だった「距離は死んだ」

 そろそろ今年を振り返る頃になってきました。もちろんまたいろいろなことがあったのですが、自分の経験ではなくひとから聞いただけで心に受けたインパクトの大きかった話の一つはこんなものです。  レストランを経営している友人がこの春北海道の離島へ旅行しました。親戚の結婚式に出るためだったそうです。この友人の親戚である新郎が離島に暮らしていて、東京から新婦を迎えたとのこと。  それで、友人がお祝いを述べたあ […]
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日本は昔からよい国だったか

 今日は三島由紀夫の命日です。かの作家の晩年の思想と没した日の行いについての論評は避けますが、いわゆる三島事件のおよそ5カ月前の1970年7月の産経新聞夕刊に掲載されたエッセーの下記の部分は、思想信条の如何によらず、日本人はときどき思い出すのがいいと思っています。 「私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このまま行つたら『日本』はなくなつてしまうのではないかといふ感を日ましに深くす […]
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「鏡月」の訴求ポイントの妙

 11月の第3木曜日、今年のボジョレー・ヌーボー解禁日の11月20日は今週となりました。  私はと言えば、猫の額の庭に植えた梅の木が近年いくつも実をつけるようになり、それを仕込んだ梅酒がちょうどよく浸かってきたので、食後にちょっとなめたり、ソーダ割りにして食事といっしょに楽しんだりしています。  それでこれを漬けた6月の頃を思い出していました。広口瓶を消毒するのにお湯を沸かしながら、妻が買ってきた […]
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山形そばに見る家事の産業化

「あれを食べないと夜も日も明けない」というような好物というものは持たないながら、11月になると新そばをいただきたくなります。それは山形の取材でいわゆる田舎そばの味を知ってからのことです。  そのあたりのことを以前個人ブログに書いたものを以下に再録してみます。話はそばというよりも農業の“担い手”なるものについてです。 ◆  そばどころと言えば信州というイメージもあるが、山形県を一周すると、「山形こそ […]
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焼きもうまかった生肉の名店

 先日、何度かうかがっている豚串焼きの店に行ったところ、入口にこんな貼り紙がありました。 「当店は生肉を扱っている関係で『中学生以下のお子様』『ご年配の方』の入店をお断りさせて頂きます」  この店では豚のレバーなど豚の生肉を提供しています。以前はこんな紙はなかったなと思いながら入店すると、相変わらずの大人気店です。まあ、もともと「中学生以下」の子や「ご年配」の自覚のある人は見当たらない店だったので […]
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手洗い場は店の飾りではない

 食料自給率上昇の決め手となる子実トウモロコシの国産化に取り組む生産者の研究会もいよいよ具体的、実践的、かつ面での拡大を正確に見据えたものになってきました。飼料や食品原料に求められる子実トウモロコシの生産は、日本国内に燎原の火のように広がっていくでしょう。  この動きはやがて、食料自給率問題に終止符を打ち、日本の農村・農業経営の立て直しの大きな一手となり、さらに国際的な食糧価格安定にも貢献していく […]