食卓書机

店では苦情食品の発生が多い

 どうもマクドナルドの異物混入のニュースが続くようですが、実際にミスが増えるような問題があるのか、消費者が苦情を寄せやすくなったのか、メディアが熱心に情報を集めているのか、それらの複合なのかはよくわかりません。  1日に会津若松市の店舗で発生した、チーズバーガーに「長さおよそ5mmの細い鉄」が混入していたという事案は、グリドルの焦げを削り取る作業で出た削りかすだったということでした。 NHKのニュ […]
「祇園 川上」の懐石料理
スクリーンの餐

「千年の一滴 だし しょうゆ」の和食

明けましておめでとうございます。今年も皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。  2015年の1本目は、今年日本で最初に封切られた映画(※1)で、日本人と自然の関係を、食を切り口に見つめたドキュメンタリー「千年の一滴 だし しょうゆ」をご紹介します。
お化け天丼
スクリーンの餐

海辺のお化け天丼と父母の顔

前回に続き年末企画として年間1,000本以上の鑑賞本数を誇る私rightwideが、今年公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選し、ベスト10として発表する。今回は邦画編である。
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輸入解禁の矢先のBSE発生

 厚生労働省の12月22日の発表によると、11月18日成田空港検疫所の輸入時検査で、ポーランド産牛に輸入条件である扁桃の除去が不十分なもの(冷凍舌3箱、52.05kg、丸紅が輸入)が確認されたということです。  同省では同じ施設から出荷された貨物およびポーランド産牛舌の輸入手続きを停止。またポーランド政府に対し再発防止策等の詳細な調査を要請していたところ、12月11日、ポーランド政府より当該施設に […]
食卓書机

ビールケースを踏む人の神経

「ペヤング」の焼そばにゴキブリが混入していたことが、Twitterで写真付きでツイートされたことから始まった事案については、その後まるか食品(群馬県伊勢崎市、丸橋嘉一社長)が、外部機関の分析結果をもとに社内で検証を行った結果、製造過程でのゴキブリ混入の可能性は否定できなかったとして、11日、全工場(本社工場、赤堀工場)での生産自粛および全商品の販売休止を発表しました。 まるか食品 http://w […]
「マダム・マロリーの魔法のスパイス」より
スクリーンの餐

インド人シェフ作のウニ料理

昨年に続き今年も年末企画として、年間1000本以上の鑑賞本数を誇る私rightwideが、今年公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選し、ベスト10として発表する。まずは洋画編から。
食卓書机

「ペヤング」に虫混入の事故

 2日、Twitterで即席麺「ペヤング」に虫が混入していたというツイートがあり、製造したまるか食品(群馬県伊勢崎市、丸橋嘉一社長)と管轄の保健所が対応する一方、SNS等では事の真偽を推理するなど引き続きホットな話題の一つとなっています。 お客様への大事なお知らせ(まるか食品) http://www.peyoung.co.jp/news/detail/2014/159 お詫びと商品自主回収のお知ら […]
食卓書机

本当だった「距離は死んだ」

 そろそろ今年を振り返る頃になってきました。もちろんまたいろいろなことがあったのですが、自分の経験ではなくひとから聞いただけで心に受けたインパクトの大きかった話の一つはこんなものです。  レストランを経営している友人がこの春北海道の離島へ旅行しました。親戚の結婚式に出るためだったそうです。この友人の親戚である新郎が離島に暮らしていて、東京から新婦を迎えたとのこと。  それで、友人がお祝いを述べたあ […]
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日本は昔からよい国だったか

 今日は三島由紀夫の命日です。かの作家の晩年の思想と没した日の行いについての論評は避けますが、いわゆる三島事件のおよそ5カ月前の1970年7月の産経新聞夕刊に掲載されたエッセーの下記の部分は、思想信条の如何によらず、日本人はときどき思い出すのがいいと思っています。 「私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このまま行つたら『日本』はなくなつてしまうのではないかといふ感を日ましに深くす […]
食卓書机

「鏡月」の訴求ポイントの妙

 11月の第3木曜日、今年のボジョレー・ヌーボー解禁日の11月20日は今週となりました。  私はと言えば、猫の額の庭に植えた梅の木が近年いくつも実をつけるようになり、それを仕込んだ梅酒がちょうどよく浸かってきたので、食後にちょっとなめたり、ソーダ割りにして食事といっしょに楽しんだりしています。  それでこれを漬けた6月の頃を思い出していました。広口瓶を消毒するのにお湯を沸かしながら、妻が買ってきた […]
食卓書机

山形そばに見る家事の産業化

「あれを食べないと夜も日も明けない」というような好物というものは持たないながら、11月になると新そばをいただきたくなります。それは山形の取材でいわゆる田舎そばの味を知ってからのことです。  そのあたりのことを以前個人ブログに書いたものを以下に再録してみます。話はそばというよりも農業の“担い手”なるものについてです。 ◆  そばどころと言えば信州というイメージもあるが、山形県を一周すると、「山形こそ […]