スクリーンの餐

「恋妻家宮本」のファミレスとお弁当

 今年の1月に公開された「恋妻家宮本」は、重松清の小説「ファミレス」(2013)を原作に、テレビドラマ「家政婦のミタ」(2011)、「純と愛」(2012~2013)、「過保護のカホコ」(2017)等の脚本家として知られる遊川和彦が初監督を務めた作品。原作のタイトルが示すとおり、ファミリーレストラン(本作では「デニーズ」)が主要な舞台として登場する。今回は、そのファミレス等の印象的な食べ物について述 […]
香港への日本食品界の熱視線

香港フード・エキスポの日本

 2017年8月17日(木)~21日(月)の5日間、香港の食品・食材の総合見本市「フード・エキスポ」が開催された。その視察の見聞と考察から、日本の食品と外食の市場としての香港について述べてみたい。
スクリーンの餐

「関ヶ原」“ミリメシ”事情

今回は、現在公開中の映画「関ヶ原」を通して、戦国時代の“ミリメシ”である陣中食について述べていく。 サムライのいちばん長い日  本作は司馬遼太郎の時代小説を原作に、原田眞人がメガホンを取った作品である。原田は監督デビュー作「さらば映画の友よ・インディアンサマー」(1979)以来、「KAMIKAZE TAXI」(1995)、「金融腐食列島 呪縛」(1999)、「突入せよ!あさま山荘事件」(2002) […]