スクリーンの餐

フードとアートをつなぐもの

2021年製作の田邊アツシ監督作品「マゴーネ 土田康彦『運命の交差点』についての研究」は、イタリア・ヴェネツィア沖のムラーノ島にアトリエを構える日本人唯一のヴェネツィアン・グラス作家、土田康彦の創作活動と来訪者との出会いを8年間にわたって記録しながら、監督自身がナレーターを務め、土田康彦論を語る異色のドキュメンタリーである。
中国ひとり歩記(あるき)

おいしそうな豚肉石は縁起物

中国旅行では、さまざまな種類の店でも日本で見たことのないものをよく見かける。とくに、筆者はもともと岩石や化石が好きなため、とくにそうしたものに目が行く。やはり、日本ではなかなか見かけない珍しい岩石が多い。
スクリーンの餐

培養肉の進歩と課題がわかる

日本でも6月9日から公開となった、リズ・マーシャル監督作品「ミート・ザ・フューチャー 培養肉で変わる未来の食卓」の英語原題「MEAT THE FUTURE」のミートは、meet(出会う)ではなく肉のmeatである。
中国ひとり歩記(あるき)

中国土産の凝った細工と十二支

中国の土産として印章(はんこ)が選択肢であると本連載第32回の記事に記したが、中国でおすすめの土産物はこれに留まるものではない。細かな細工の物作りは中国の人々の得意とするところである。ここではそれらのいくつかを紹介しよう。
中国ひとり歩記(あるき)

中国の牛乳生産を変える秘策

中国の牛乳に関して、過去にはメラミンが混入されるという残念な事件が発生した。そんな事件があったとしても、現在の中国では牛乳に強い需要があるようだ。なんといっても、栄養があっておいしいからである。高まる需要に対して、中国には秘策があるという。
スクリーンの餐

若者を移民からシェフへ育てる

現在公開中の「ウィ、シェフ!」は、フランスの南西部で移民の若者たちを調理師に養成する支援活動をしている元シェフ、カトリーヌ・グロージャン(Catherine Grosjean)の実話を元に、料理ドラマを通して移民の問題に向き合った作品である。
中国ひとり歩記(あるき)

水墨画に入り込んだ桂林旅行

桂林(けいりん)は中華人民共和国広西チワン族自治区に位置する街である。漓江(りこう)という川に沿って広がる有名なカルスト地形であり、巨大な柱状のタワーカルストが林立する。中国の多くの水墨画に描かれたように、絵のように美しい風景に恵まれた世界的な観光地である。
スクリーンの餐

飛ぶ鳥落とすsioの実像描く

東京・代々木上原のレストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作。同店が「ミシュランガイド東京」で4年連続一つ星を獲得するなど、現在最も注目を集めている料理人の一人。4月に公開された映画「sio 10年続く、店のはじまり」は、「ヤバい」が口癖の“料理界の異端児”鳥羽と、彼を支えるスタッフと家族の実像に迫ったドキュメンタリー映画である。
中国ひとり歩記(あるき)

「シ博バーベキュー」が熱い

淄博(シ博/しはく/zībó)市は中国東部の山東省の都市である。山東半島の付け根から内陸に入った位置で、交通の要衝となっている。ここで、2022年末頃からバーベキューが大ブームになっている。筆者は先月現地で実際に体験し、関係者のマーケティングの見事さにも感心したので、その実際の様子をお伝えしたい。 クレープで包んで食べる串焼き  夕方、16時を過ぎると、バーベキューを提供する店に人々が集まってくる […]
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“食べる”で描いた“生きる”

現在公開中の「生きる LIVING」(以下「LIVING」)は、1952年製作の黒澤明監督作品「生きる」のリメイクである。舞台を1953年のロンドンに移した脚本をノーベル文学賞作家のカズオ・イシグロが書き下ろし、イギリスの名優ビル・ナイが主演を務めた。第95回アカデミー賞の脚色賞と主演男優賞にノミネートされたが、惜しくも受賞を逃した。
焼きそばタイプのカップ麺の例。写真上部に3本の溝が見えるが、これで湯切りする。
中国ひとり歩記(あるき)

安くて具が多い中国カップ麺

即席麺は日清食品の創始者である安藤百福氏が開発し商品化したものであることはよく知られている。氏は世界に大きな影響を与えた人であり、氏の活躍をモデルとしたNHK朝ドラ「まんぷく」(2018年度)を、筆者も毎回欠かさず観ていた。
中国ひとり歩記(あるき)

中国のはんこと日本のはんこ

2000年以降、中国各地を業務に関連して何回か訪問している。それぞれの土地で、お土産として印章(はんこ)をいただいた。また、中国のほとんどの空港には印章を売る店があり、飛行機を待っている間に素早く彫ってくれる。