大豆変身物語

黒豆のブラックパワー

正月におせち料理と雑煮は欠かせない。そのおせち料理の一角を占める黒豆は、決して目立つ存在ではないが、昔から大事にされてきた実力者である。近年、その機能性が明らかにされつつある。
大豆バイオ燃料ディーゼルのデモ車
大豆変身物語

大豆油の用途と役割

大豆は油糧種子として、重要な存在である。大豆油は直接食べるだけでなく、たとえばマーガリン等に加工されても利用されている。また、食品に限らず広く工業用材料としても貢献している。大豆製品中に含まれる脂質の意義についても考えたい。
石焼ビビンバ
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もやしの実力

豆類や麦類等の種子を水に漬けて発芽させたものがもやしである。発芽させる意味の「萌やす」に由来し、漢字では「豆萌」と書く。英語にsproutがあり、最近スーパーの野菜売場等でも「スプラウト」の表示がある商品を見かけるが、各種の事典に当たるともやしとsproutが指すものに違いはないようだ。しかし、筆者は緑色でないものをもやし、緑色のものをスプラウトと区別したいと考えている。ポピュラーなスプラウトであ […]
「パキッ!とたれ」
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人類の発展に貢献できる納豆

前回に続いて納豆の話。納豆は健康面からも環境面からも、また経済性からも優良な食品と言える。人類の持続可能な発展のため、これをぜひ国際的に普及させたいものだが、問題は臭いだった。しかし、臭いの元となる物質を作らない納豆菌の発見で、今後には期待できそうだ。
納豆
大豆変身物語

東西の地域差縮んだ納豆消費

納豆の歴史は相当に古いと考えられる。しかし、一般に広く食べられるようになったのは江戸時代のことである。近代の普及は主に東日本で進んだが、ここ30年で西日本での消費も大きく伸びた。
ダイズが「畑の肉」と呼ばれるのにはわけがある
大豆変身物語

大豆価格高騰

今年は穀物の市場価格が高騰している。米国やロシアの干ばつが原因である。中でも、大豆はその幅が大きく、最高値を更新中だ。大豆を原料とする植物油や、飼料となる乳製品への影響は大である。これらの値上げが始まっている。電気やガスの値上げも重なり、市民の生活は大変である。
植物性たん白を利用する食品はハム・ソーセージをはじめたくさん存在する
大豆変身物語

一石三鳥の植物性たん白

植物性たん白という食材をご存じだろうか。JAS(日本農林規格)があり、多くの方が日常的に食べているはずである。そうであっても、このことを意識している一般消費者は少数だろう。本食材は食肉に比べ、数々の利点を持っている。認知度を高めて、一般に普及させたいと考えている。
鎌倉から江ノ島電鉄で数駅の所に、大豆の力をたくみに活用している小学校がある。
大豆変身物語

大豆の力を活用する小学校

日本人の食卓に大豆製品は欠かせない。たんぱく質と脂質に富み、味もよいからだ。アミノ酸バランスも理想に近く、イソフラボン等の効果も期待できる。こうした“大豆の力”をたくみに活用している事例があるので、それを紹介したい。
しょうゆ出荷量
大豆変身物語

しょうゆの将来

日本人にとって欠くことのできない調味料がしょうゆ。しかし、昔に比べて使うことが少なくなったように感じないだろうか。筆者の場合、食卓でしょうゆを使う機会は刺身とすしくらいしかない。おひたしや冷奴などでは、希釈用つゆやポン酢を使うことが多い。
サントリーフラワーズが販売している青いカーネーション「ムーンダスト」
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遺伝子組換え技術の必要性

1996年に本格的な商業栽培が始まった遺伝子組換え(GM)作物は、瞬く間に世界の農地に広がった。日本も大量のGM作物を輸入しているが、それを知っている消費者は少ない。「遺伝子組換えでない」という表示で、実態が覆い隠されているためである。GM技術の理解者を増やしたいものである。人類の将来に、不可欠な技術と考えているためである。
みそソムリエ認定協会から届いた、手作りみそ製造キット
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みそソムリエという資格

「みそソムリエ」という新しい民間資格がある。みその伝道者であり・理解者であり・伝承者でもあるとサイトでは説明している。毎年、資格保持者が着実に増加している。
家庭での手造りは減ったが、みそが日本の重要な食材であることに変わりはない
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ことわざも調味するみそ

みそは、地域ごとに特色ある製品が造られている。調味料としてはもちろん、多様な“なめみそ”も食卓に欠かせない。「手前みそを並べる」等、豊富なことわざからもわかるように、みそは日本人の生活に密着した重要な食材なのだ。しかしながら、生産量は減少傾向が続いている。その価値をもっと見直したいものである。
ツルマメ
大豆変身物語

ダイズの由来

ダイズのご先祖(原種)はツルマメと考えられている。ツルマメはミニサイズのダイズに見え、茎はつる状である。日本はもちろん、東アジアから東シベリアにかけて広く分布する。これらのどこかで、栽培化(ダイズ化)されたに違いない。
わが家で生育中の“絶品の枝豆”
大豆変身物語

ブランド枝豆をしのぐ“絶品の枝豆”

夏は何と言ってもビールに枝豆と言いたい。ビール以外の酒でも、つまみには枝豆が選ばれることが多い。歴史の永い食材であり、枝豆の将来は明るいと信じている。ところで、枝豆には「だだちゃ豆」等のブランド品が存在するが、これをしのぐ“絶品の枝豆”があることをご存じだろうか?
白インゲン豆
大豆変身物語

マメ類の有害物質

食物中の化学物質で素性がわかっているのはごく一部。少量でも有害と言える化学物質はいくらでも存在する。それに対して、人類はさまざまな試行錯誤を通じて有害性を低減する調理法を編み出してきた。食材の特徴を理解して、適切な加工・調理を行うことの重要性を認識したい。マメ類の例はその理解を深めるのに役立つ。