食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.07(2012.04.4)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。食品中の発がん物質のコントロールについて、欧州食品安全機関(EFSA)は暴露マージン・アプローチを採用すると発表した。「できるだけ少なく」から「有害な量と実際の摂取量の差を評価する」へのシフト。一方、米国国防総省は軍施設でDMAAを含む製品の販売を中止。集中力を高めるなどとするサプリメント。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.06(2012.03.21)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。EFSAがリスク評価に用いるデフォルト値(既定値として用いる標準値)のガイダンスを公表。日本との違いに注意。EFSAはまた、コメの農薬の最大残留基準値(MRL)を緩和。科学的根拠に基づいて日本に足並みをそろえた形。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.05(2012.03.7)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)は、グルコサミンは抗血液凝固薬の効果を増強し、出血につながるリスクを指摘している。カナダ食品検査庁(CFIA)は、8月にスタートする新しい食物アレルゲン表示について事業者に注意を呼びかけている。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.04(2012.02.22)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。ドイツではヨウ素欠乏予防が取り組まれているが、日本ではむしろ過剰摂取が問題になる地域であることに注意。米国でオーガニック玄米シロップを含む製品からのヒ素検出が発表され、FDAが声明を発表している。米国国家毒性プログラム(NTP)は、イチョウ抽出物についてファクトシートを発表。リスクがある半面、有効性を示す試験結果はない。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.03(2012.02.8)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。痩身用、性機能増強用として販売されている製品について、各国の機関が違法成分検出や健康被害の事例を示して注意を呼びかけている。これらは国内でも入手可能なものなので、十分注意されたい。一方、欧州委員会(EC)の食品照射年次報告書が発表された。カエルの脚に次いで照射が多かったのは家禽であった。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.02(2012.01.25)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。欧州食品安全機関(EFSA)によるカドミウムの食事曝露評価から、日本人の場合のカドミウム曝露について考えたい。米国食品医薬品局(FDA)は、オレンジジュースから認可されていない防カビ剤を検出したが、その対応に注目する。韓国の2012年食品安全政策の内容が興味深い。
新読み書きバイオ

シンポジウム「有機農業と遺伝子組換え作物」報告(2)

2011年12月、シンポジウム「有機農業と遺伝子組換え作物~将来の90億人を養うために今考えること」が開催された。出席したNPOくらしとバイオプラザ21の佐々義子氏に、その報告を記してもらった。営農面からの見解、有機農業と遺伝子組換え技術のそれぞれが目指すべきものの指摘。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.01(2012.01.11)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。英国食品基準庁(FSA)主任科学者は、消費者の歪んだリスク認知が政策に影響することを心配している。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)は、抗菌剤は適切に使用すれば食品の健康リスクとはならないことを指摘している。
科学・法令

2011年食の10大ニュース[11]

東日本大震災が起こり、特定の食品が売切れたり、食品からの放射能が検出された出荷が停止され、戦後、初めて食料不足を経験した世代が多くあった(3月11日~)。 放射線、放射能のリスクに関する情報提供とその伝え方に注目が集まった(3月11日~)。 生活クラブが震災で畜産飼料の入手が不可能になり、数カ月間、遺伝子組換え不分別飼料を利用し、そのことを公表した(4月4日)。 ユッケによる食中毒が起った(4月1 […]
科学・法令

2011年食の10大ニュース[9]

クーポンサイトによるトラブル多発 パブリックコメントをめぐる騒動 多発した食中毒 ヒラメと馬肉の食中毒原因見つかる 消費者庁の食品表示行政は混乱続く ソルビン酸国内製造終了 生食新基準施行 震災後の物不足 繰り返された牛肉全頭検査 暫定規制値をめぐるあれこれ