食品安全情報(化学物質)

ラクトパミンの残留基準採択

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.14(2012.07.09)を発表した。コーデックス委員会は動物用医薬品ラクトパミンの豚・牛への最大残留基準を採択した。欧州食品安全機関は、毒性学的懸念の閾値概念に基づく健康リスク評価についての意見を発表した。英国食品基準庁は、ミラクルミネラルサプリメント(MMS)は、摂取すると健康被害をもたらし得ると再度警告している。
食品安全情報(微生物)

カリブ海地域のコレラの状況

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.14(2012.07.09)を発表した。ハイチをはじめとするカリブ海諸地域ではコレラが発生している。米国でのサルモネラ感染アウトブレイクでは149人の患者が報告されている。英国健康保健保護庁はロンドン・オリンピック/パラリンピック開催中の対応を発表した。
深川幸子さん(左)と松原仁内閣府特命担当大臣。
新読み書きバイオ

消費者とのコミュニケーションに勇気与える2つの受賞

食を考える際に消費者のプレゼンスが重要になる一方、消費者の知識や判断力を引き上げることに企業や行政はなかなか積極的になれていません。そんな中、消費者とのコミュニケーション活動が評価され表彰されたという知らせが2つ舞い込みました。リスクコミュニケーションに携わる人にとって勇気となる出来事でした。
食品安全情報(化学物質)

「低用量仮説」はあるのか?

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.13(2012.06.13)を発表した。欧州食品安全機関(EFSA)は「低用量仮説」について中立としながらも多数の科学者は否定的に見ていることを確認した。DMAAまたは1,3-ジメチルアミルアミンを含む食品について、米国に続いてオーストラリアも警告を発した。米国農務省(USDA)は食品の酸素ラジカル吸収能(ORAC)がヒトの体で抗酸化作用を […]
食品安全情報(微生物)

韓国産貝類は食用に適さない

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.13(2012.06.13)を発表した。米国食品医薬品局(FDA)は韓国産貝類を提供しないよう注意喚起を行っている。米国疾病予防管理センター(US CDC)は、米国のO145アウトブレイクは終息した可能性があるとしている。同じく生マグロの中落ちのサルモネラについては、今後の散発の可能性を指摘。さらにドッグフード由来のサルモネラに関連して、ペッ […]
食品安全情報(化学物質)

エナジードリンクのリスクは

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.12(2012.06.13)を発表した。フランス食品・環境・労働衛生安全庁(ANSES)はエナジードリンクのリスクについて厳密な調査を行っている。欧州食品安全機関(EFSA)は、食品中のパーフルオロアルキル化合物について評価を行い、食事からの暴露が低いことを報告している。カナダHarper政権は、食品安全への政府機能を強化する法案を提出した […]
食品安全情報(微生物)

牛切り落とし肉の大腸菌対策

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.12(2012.06.13)を発表した。USDAは、O157:H7以外の血清型大腸菌6種類に対する対策を開始した。米国では東部を中心とした25州でサルモネラ感染アウトブレイクが起こっている。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.11(2012.05.30)

国立医薬品食品衛生研究所は、2012年6月4日、食品安全情報(化学物質) No.11(2012.05.30)を発表した。WHOが福島第一原子力発電所事故直後1年間のヒト放射線暴露について評価報告書を発表した。欧州食品安全機関(EFSA)は、フランスが主張する遺伝子組換えトウモロコシMON810の販売禁止に科学的根拠はないと結論を出した。オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)は、化 […]
食品安全情報(微生物)

食品安全情報(微生物)No.11(2012.05.30)

国立医薬品食品衛生研究所は、2012年6月4日、食品安全情報(微生物) No.11(2012.05.30)を発表した。インドネシア産で米国企業が通信販売で出荷したテンペ用微生物資材のサルモネラ汚染が問題になっている。FDAは韓国産貝類についてヒトの糞便に暴露し、ノロウイルスに汚染されている可能性を指摘した。
新読み書きバイオ

遺伝子組換え技術を含む新しい育種 NBTを巡る議論と周知・理解の推進について

昨年、EC(欧州委員会)が新しい育種技術=NBT(New Plant Breeding Techniques)に関する報告書を公開し、研究者、行政、企業を中心に、NBTへの関心が高まっている。NBTが社会に導入されるとき、2つの重要な論点がある。これらの論点を含めて、社会全体への周知と理解をどのように図るべきかを考えていく必要がある。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.10(2012.05.16)

国立医薬品食品衛生研究所は、2012年5月18日食品安全情報(化学物質) No.10(2012.05.16)を発表した。英国食品基準庁(FSA)はアクリルアミドなどに関する研究の要約を発表した。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)は、食品に使用するとリスクがある植物などがわかるパンフレットをまとめた。また同研究所は、過剰なニコチン酸摂取が健康に悪影響を与える可能性を指摘した。
食品安全情報(微生物)

食品安全情報(微生物)No.10(2012.05.16)

国立医薬品食品衛生研究所は、2012年5月18日食品安全情報(微生物) No.10(2012.05.16)を発表した。サルモネラ汚染の可能性があるとして、インド企業がマグロ中落ちに続いて切り身も回収を発表した。4月に米国で確認されたBSE発症牛の子牛の所在とBSE陰性が確認された。米国でドッグフードが感染源と疑われるサルモネラ感染があり、調査が続けられている。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.09(2012.05.2)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。ECのSCENIHRはリスク評価の際の科学文献の取り扱い方を明確にした。FDAは食品や化粧品にナノテクを利用する際のガイドラインを発表。またDMAA(1,3-ジメチルアミルアミン)含有製品を販売している10社に警告。KFDAは青少年向けに、“エナジードリンク”などによるカフェインの取りすぎについて注意喚起を行う。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.08(2012.04.18)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。EU加盟国の委員会は、日本産製品について放射性物質に関する日本の新基準採用を決議した。EFSAの科学会議はごく微量な化学物質の影響とリスク評価について議論する。オーストラリアの検疫が押収した漢方薬から、絶滅危惧種由来の成分が検出された。
原発事故以後、外食の利用頻度はどうなったか。
新読み書きバイオ

消費者は放射能に関心/食行動に変化なし/農産物は産地を気にする/食の安全・安心財団の調査から

食の安全・安心財団が、消費者、事業者、生産者それぞれに対して、福島第一原子力発電所事故をめぐる食からの放射汚染に関するアンケートを実施しました。2月7日、3月26日に開催された講演会で、唐木英明理事と森川研究員よりその速報が報告されました。