食品安全情報(微生物)

オーストラリアで中国産香辛料回収

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.25(2012.12.12)を発表した。オーストラリアでは中国産香辛料製品がサルモネラ汚染のため回収されている。WHOは微生物汚染を低減するための野菜・果物栽培のマニュアルを発表した。EFSAは、欧州連合(EU)域内の食品安全システムにおける同機関の役割をまとめた小冊子を発行した。FSISは家禽製品製造業者の食品安全計画改善について新しい施策 […]
科学・法令

カルピス、乳酸菌飲料飲用による記憶力・集中力の改善作用を確認と発表

カルピスの発酵応用研究所は、同社保有の乳酸菌ラクトバチルス・ヘルベティカス(Lactobacillus helveticus)で醗酵させて作った乳酸菌飲料(殺菌)の飲用による記憶力・集中力改善作用を、中部大学応用生物学部横越英彦教授との共同研究で確認した。 もの忘れを自覚する45歳から70歳の男女20人(平均年齢50.9歳)に乳酸菌飲料(殺菌)を飲用させて、8週間後にアーバンス神経心理テスト(※) […]
CAS
科学・法令

CASの登録化合物数7000万件を達成

12月6日、米国化学会(American Chemical Society)の情報部門であるCAS(Chemical Abstracts Service)は、化学物質データベース「CAS REGISTRY」に7000万件目の物質が登録されたと発表した。2011年5月に6000万件目の物質が登録されてから18カ月で次の大台に乗せた。 2012年にCASに登録された新規物質の7割以上が特許に由来してい […]
科学・法令

コーヒーの香気成分に腸管免疫を活性化する効果/めいらくグループ

めいらくグループ(名古屋市天白区、日比孝吉会長)は、「ガス抜きをしないコーヒー焙煎豆に、腸内免疫力を高める効果がある」ことを確認し、その有効成分を特定した。研究成果を、第10回日本機能性食品医用学会総会で発表する(12月15日、16日。同発表は16日「ガス抜きしないコーヒーの分泌型IgA産生誘導効果について」)。 中央研究所バイオ開発室で「ガス(炭酸ガス)抜きをしないコーヒー焙煎豆の有効性」に関す […]
科学・法令

抗ウイルスおしぼり「VB」ステッカーを外食産業向けに配布

藤波タオルサービス(東京都国立市、藤波璋光社長)は、大学発ベンチャーとの共同研究による抗ウイルスおしぼり「VB」(ブイビー)を利用する外食産業を中心とした全顧客に、店内に貼付できる「VBステッカー」の全数無償配布を開始した。 「VB」はvirus blockの略。慶大発ベンチャーと研究を進め、「99.9%以上ウイルスの活動を不活性にする事を実証した」おしぼりを開発し、特許出願したもの。 現在「VB […]
科学・法令

ブラジルでBSE発生を確認。同国産牛肉製品輸入停止

農林水産省は12月8日、同日ブラジル連邦共和国におけるBSE (牛海綿状脳症)の発生を確認し、同国産の牛肉製品等の輸入停止を発表した。厚生労働省が農水省からの連絡を受け、ブラジル産牛肉等(加工品を含む)の輸入手続を同日より停止することとし、検疫所に通知した。 ブラジルは口蹄疫発生国であるため、生鮮牛肉についてはもともと同国からの輸入はできないが、加熱処理肉や牛肉使用の各種製品の輸入は可能。近年は加 […]
科学・法令

花王がコーヒーポリフェノールのクロロゲン酸類に血管内皮機能改善作用を発見。脂肪消費高める作用も

花王のヒューマンヘルスケア研究センター・ヘルスケア食品研究所と生物科学研究所は、コーヒー豆に含まれるポリフェノールであるクロロゲン酸類に血管内皮機能を改善する作用を見出した。 成人を対象とした継続摂取試験を通して、クロロゲン酸類の持つ生理機能と、焙煎によって生じる成分との関係について調べた結果。 同作用を十分に発現させるためには、クロロゲン酸類を豊富にするとともに、焙煎工程で生じる酸化成分ヒドロキ […]
科学・法令

サッポロビール共同研究でビール原料からRSウイルス感染予防成分を発見

 サッポロビールは、札幌医科大学医学部の澤田典均教授、小島隆准教授と共同研究を行い、ビール原料のホップに含まれる苦味成分フムロン(※1)にRSウイルス感染(※2)の予防効果、およびRSウイルス感染による炎症の緩和効果があることを発見したと発表した。  今後、サッポロビールはフムロンのRSウイルスに対する効果メカニズムの検証を行い、食品や飲料への利用を検討していく。  RSウイルスは、主に乳幼児に感 […]
食品安全情報(化学物質)

エナジードリンクの苦情報告

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.24(2012.11.28)を発表した。FDAはエナジードリンクなどの製品に関連した有害健康事象および製品苦情に関する報告を収集している。EFSAは、臭素化難燃剤について検討を行い、今後どのようなデータや調査が必要かを提示した。KFDAは電子レンジの使用に関する韓国消費者の誤解を解くためのQ&Aを公表した。
食品安全情報(微生物)

食品安全近代化法による登録抹消権限を初行使

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.24(2012.11.28)を発表した。FDAはピーナッツバターに関連するサルモネラ感染で、メーカーの食品関連施設登録を一時的に抹消した。カナダでは、大腸菌O157感染症患者が18名と報告された。BfR(ドイツ)は、乳児用粉ミルクの調乳に関する推奨事項を発表している。
食品安全情報(化学物質)

ブラックコホシュで肝障害か

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.23(2012.11.14)を発表した。MHRAはブラックコホシュレメディについて肝不全の報告を受け、再度の注意喚起を行っている。FSANZは、タスマニアでの藻類大発生によって発生した麻痺性貝毒のため、イガイのリコールを行っている。
食品安全情報(微生物)

O157汚染の可能性でサラダ回収

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.23(2012.11.14)を発表した。US FDAはO157汚染の可能性のあるサラダの製品回収を、USDA FSISは牛の扁桃の付いたタンの回収を発表した。英国下院の環境・食料・農村地域(EFRA)委員会はDSM(desinewed meat)の製造停止・ラベル変更についての報告書を提出し、政府が対応した。
食品安全情報(化学物質)

リスク評価の新課題への対応

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.22(2012.10.31)を発表した。ECは環境とヒトの健康について、食品以外のリスク評価課題の意見の募集を開始した。韓国KFDAは来年から始まるカフェイン関連に規制に先立ち、国内流通中の“エナジードリンクなど”カフェイン含有量の調査結果を発表した。
食品安全情報(微生物)

手洗いで小児の下痢症と呼吸器感染症予防

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.22(2012.10.31)を発表した。PAHOとWHO手洗い奨励のための官民パートナーシップ(PPPHW)と協力して「世界手洗いデー」記念行事を開催した。USDA FSISは、一般消費者が食肉や卵製品等に関する問題を報告できる電子フォームを発表した。