食品安全情報(微生物)

ドイツで史上最大の食品由来胃腸疾患

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.21(2012.10.17)を発表した。ドイツでは9月下旬に史上最大規模の食品由来胃腸疾患アウトブレイクが発生。冷凍イチゴが感染源である可能性が高く、冷凍イチゴ検体と患者からノロウイルスを検出している。一方、カナダ食品検査庁(CFIA)は食品の病原細菌汚染状況の調査結果を発表。トマトとカンタロープからの検出はなかった。
食品安全情報(微生物)

カナダ産牛肉でO157:H7検出

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.20(2012.10.03)を発表した。カナダ産牛肉でO157が検出され、工場の管理対策と検査手順に逸脱があったことが指摘されている。米国ではピーナッツバター由来が疑われるサルモネラ感染が発生している。英国ACMSFは食品からのトキソプラズマ感染を重視し、調査を進める提案を行っている。
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リコッタサラータ関連のリステリア

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.19(2012.09.19)を発表した。米国ではリコッタサラータチーズによるリステリア感染アウトブレイクが発生している。英国では、牛肉の積送品における牛海綿状脳症(BSE)管理対策違反が報告された。
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マンゴー関連のサルモネラ感染

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.18(2012.09.05)を発表した。アメリカとカナダで発生しているサルモネラ感染で、メキシコ産マンゴーが感染源と見られている。USDA FSISとFDAは、高齢者、妊婦、各種疾病患者のための食品安全に関する小冊子を作成した。USDA FSISはまた、食品と水の病原体リスクから消費者を保護するための新しいツールを発表した。
食品安全情報(微生物)

米国のBSE疫学調査の最終報告

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.17(2012.08.22)を発表した。USDA APHISは、今年4月米国で検出されたBSEについての最終報告を発表した。米国複数州のサルモネラのアウトブレイクの感染源がマスクメロンの一種である可能性が高いことがわかった。また米国では豚インフルエンザの感染者が増加している。アイルランドでは、今年上半期のベロ毒素産生性大腸菌感染届出数が増加し […]
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豚インフルエンザ感染患者が増加

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.16(2012.08.08)を発表した。米国での豚インフルエンザ患者は12人増えて、累積29人となった。英国ではイタリア産オリーブ製品からボツリヌス毒素を検出した。
食品安全情報(微生物)

米国が輸入手続き用サイト開設

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.15(2012.07.25)を発表した。USDA APHISは、植物や植物性製品の輸入申請・承認手続きに関する情報を提供するWebサイトを開設した。ECの食品および飼料に関する早期警告システム(RASFF)は、中国産乾燥ショウガ薄切りのカビ等の情報を伝えている。
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カリブ海地域のコレラの状況

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.14(2012.07.09)を発表した。ハイチをはじめとするカリブ海諸地域ではコレラが発生している。米国でのサルモネラ感染アウトブレイクでは149人の患者が報告されている。英国健康保健保護庁はロンドン・オリンピック/パラリンピック開催中の対応を発表した。
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韓国産貝類は食用に適さない

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.13(2012.06.13)を発表した。米国食品医薬品局(FDA)は韓国産貝類を提供しないよう注意喚起を行っている。米国疾病予防管理センター(US CDC)は、米国のO145アウトブレイクは終息した可能性があるとしている。同じく生マグロの中落ちのサルモネラについては、今後の散発の可能性を指摘。さらにドッグフード由来のサルモネラに関連して、ペッ […]
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牛切り落とし肉の大腸菌対策

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.12(2012.06.13)を発表した。USDAは、O157:H7以外の血清型大腸菌6種類に対する対策を開始した。米国では東部を中心とした25州でサルモネラ感染アウトブレイクが起こっている。
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食品安全情報(微生物)No.11(2012.05.30)

国立医薬品食品衛生研究所は、2012年6月4日、食品安全情報(微生物) No.11(2012.05.30)を発表した。インドネシア産で米国企業が通信販売で出荷したテンペ用微生物資材のサルモネラ汚染が問題になっている。FDAは韓国産貝類についてヒトの糞便に暴露し、ノロウイルスに汚染されている可能性を指摘した。
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食品安全情報(微生物)No.10(2012.05.16)

国立医薬品食品衛生研究所は、2012年5月18日食品安全情報(微生物) No.10(2012.05.16)を発表した。サルモネラ汚染の可能性があるとして、インド企業がマグロ中落ちに続いて切り身も回収を発表した。4月に米国で確認されたBSE発症牛の子牛の所在とBSE陰性が確認された。米国でドッグフードが感染源と疑われるサルモネラ感染があり、調査が続けられている。