食品安全情報(微生物)

食品安全基準向上に国際協力を

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。2024年11月にジュネーブでコーデックス委員会総会が開催され、食品安全基準の適用が議論された。サイドイベントでは、食品ラベル表示の重要性や国際協力の必要性が強調された。CTFとSTDFの連携、食品由来疾患の被害推定の進捗、新設ネットワークの紹介もあり、食品安全向上への取り組みが進められた。 注目記事 【W […]
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冷凍シェイクのリステリア汚染

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国で栄養補助食品の冷凍シェイクに関連するリステリア感染が発生している。感染者38人中37人が入院し、12人が死亡。多くが長期介護施設の入居者だった。米国ではまた、キュウリに関連のサルモネラ感染が発生しており、当局が調査を行った。感染源の可能性があるキュウリの生産者の今季出荷は終了している。 注目記事 【米 […]
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生鮮ベリーによる腸内汚染対策

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。FDAは生鮮・冷凍ベリー類の腸内ウイルス汚染を防ぐ戦略を発表。ベリー類関連のアウトブレイクが続く中、業界や関係者と連携しウイルス検出技術向上や対策の共有を促進する。欧州食品安全機関は反芻動物由来のゼラチン・コラーゲンによるBSEリスクを評価。経口曝露による新規BSE症例が発生しないことはほぼ確実としている。 […]
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カナダのサルモネラ更新情報

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。カナダ公衆衛生局は、カナダの複数州にわたって発生しているミニペストリーに関連のサルモネラ感染アウトブレイクについて、新たな情報を発表。患者と回収対象製品についての情報が含まれる。 注目記事 【カナダ】輸入ペストリー製品に関連のサルモネラ  カナダ公衆衛生局(PHAC: Public Health Agenc […]
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ミニペストリーでサルモネラ

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。カナダでミニペストリーに関連するサルモネラ感染アウトブレイクが発生している。5州から計61人報告されており、他地域への拡大の可能性も。WHOは病原体ゲノムサーベイランスを強化するために、約200万米ドルの助成金を供与する対象プロジェクトを発表した。データはワクチンと治療法開発等に役立つ。 注目記事 【カナダ […]
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米国の食品由来感染症の罹患率

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国は2016~2018年を基準に2023年の食品由来疾患罹患率を分析。カンピロバクターやSTECは増加、リステリアやサルモネラは変化なし。診断技術の向上で罹患率増加に見える可能性があり、サーベイランスが必要。2023年にFoodNet調査地域を拡大し、動向監視とデータの信頼性を強化。 注目記事 【米国】食 […]
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欧州の魚製品のリステリア問題

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州当局はリステリア感染の欧州広域アウトブレイクを評価。感染源は汚染された魚製品で、2012年以降73人が感染、14人が死亡。アウトブレイク株はさまざまな魚製品から検出され、汚染は複数施設に及ぶ。さまざまな魚加工施設に定着していることが示唆されており、さらなる患者発生が懸念されている。 注目記事 【欧州】魚 […]
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メキシコ産キュウリの食中毒

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。CDC、FDA、複数州の当局は、19州で68人が感染したサルモネラ感染アウトブレイクを調査している。感染源はメキシコ産キュウリで、FDAは単一の栽培業者を特定した。多数の業者が対象のキュウリとそれを使用した製品を回収中。CDCは回収対象品について注意喚起、FDAは輸入業者と対応を継続。 注目記事 【米国】キ […]
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有機栽培ニンジンのO121

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国で有機ニンジンが原因とみられる大腸菌O121感染が18州で39人に発生し、1人が死亡。Grimmway Farms社が供給する製品を自主回収中。一方、RTE食肉製品によるリステリア感染が4州で11人に発生し、妊婦1人と乳児2人が死亡。Yu Shang Food社製品が感染源と判明し調査が進行中。 注目記 […]
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米国マクドナルドO157続報

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国マクドナルド社の商品に関連して発生している大腸菌O157:H7感染アウトブレイクについて、米国当局は調査を継続している。疫学・追跡調査によるデータは、同社の店舗で提供された生鮮細切りタマネギが本アウトブレイクの感染源である可能性が高いことを示している。 注目記事 【米国】マクドナルド社提供食品に関連の大 […]
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米国マクドナルドのO157

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国の「マクドナルド」で「クォーターパウンダー」を喫食した人たちに大腸菌O157:H7アウトブレイク株感染患者が発生。原因食品が商品に使用された細切りタマネギか牛ひき肉かを特定するため追跡調査が行われている。 注目記事 【米国】マクドナルドの商品に関連のO157:H7感染アウトブレイク  米国疾病予防管理セ […]
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感染追跡にクレカ情報を利用

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。「Eurosurveillance」は、多くの国の人が集まる場で人々が病原体に曝露した場合には、クレジットカード情報を使用することの有効性が注目されること、有効な国際協力ネットワークが重要であることを指摘する記事を掲載している。WHOによると、2023年にはコレラによる年間死亡者数が著しく増加した。 注目記 […]
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バーベキューの食中毒事故防止

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)は、バーベキューによって発生する健康被害を防ぐための助言を行っている。 注目記事 【ドイツ】バーベキューの食中毒防止  ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR: Bundesinstitut für Risikobewertung)は、バーベキューによって発生 […]
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2023年第4四半期の対応

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。WHOの国際食品安全当局ネットワーク(INFOSAN)事務局は、2023年の第4四半期に対応した事例の件数と内訳を発表した。対応した食品安全事例は計51件で、このうち最も多いハザードはリステリアであった。 注目記事 【WHO】国際食品安全当局ネットワーク(INFOSAN)2023年第4四半期報告  世界保健 […]
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豚の丸焼きを安全に行う方法

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国農務省食品安全検査局(USDA)は、豚の丸焼きを安全に調理し喫食するための助言を発表した。 注目記事 【米国】豚の丸焼きによる食品由来疾患を防ぐための助言  米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS: Department of Agriculture, Food Safety and Inspec […]