函館、北海道の食材を使った料理とワインの店「Sleek hakodate cuisine」の名物ランチメニュー「はこだて がごめ飯」。ほとんど函館近海でしか取れない珍しい昆布、ガゴメコンブを熱々のご飯に混ぜて、函館らしい海鮮を載せた丼。
海鮮は、この店オリジナルのいかの昆布締め、噴火湾産のたらこ、かにのむき身。小鉢、吸物、お茶付きで850円。普通の海鮮丼のように食べ始め、後半は名古屋のおひつまぶしのように、付いている吸い物をかけて食べる。
ガゴメコンブは、フコイダンとラミナランという食物繊維が特に多い品種で、粘りが強いのが特徴。これを上手に味付けして白飯に混ぜると、独特のぬめりの食感が面白く、またふっくらとした感じになる。
味に加えて、ガゴメコンブは美容と健康によい成分を含む食材として注目されていることもあり、女性に人気のメニューになっている。
食べてみると、もう一つ発見。ガゴメコンブを混ぜたご飯、昆布を噛みしめたくて自然によく噛むようになる。それで満腹感があり、繊維とでん粉の組み合わせなので腹持ちもよい。咀嚼の癖を取り戻すにも良さそう。
なんて難しいことは抜きに、うまくてもぐもぐ、もぐもぐ食べてしまう。
友人の店なので、ちょっとひいき目に見ているかもしれない。真偽のほどは函館でお確かめください、って、やっぱり宣伝になっちゃうか。
※このコラムは個人ブログで公開していたものです。