世の中にはいろいろなコレクターがいる。昨年取材でお目にかかった中では、ハーレーダビッドソンジャパンの奥井俊史さんはフクロウグッズのコレクター。12月に上場したホシザキ電機の坂本精志社長は、ペンギングッズのコレクター。
ホシザキ電機は、ご存じの通りペンギンがトレードマーク。マークを決めたのは、坂本社長の父上だが、坂本社長はそのペンギングッズを集めることを趣味にしている。
集めたグッズ、ぬいぐるみからマスコット、写真や絵に至まで今や数千点を数えるというか、数え切れない。“これと決めて思い込めば、ここまでできる”と、思い込むことの大切さを語るとき、このペンギングッズの話に触れられた。
ご自宅におじゃましてコレクションを見せてもらって、本当にびっくり。世界中にいろいろなペンギングッズはあるものだと、何度も感心。取材のお礼に、どこかでペンギングッズを見つけてお送りしたいなと思い付いたものの、なまなかなことでは坂本社長を「ほー」とうならせることはできなさそう。つまらないものを贈っては、笑われて、しかも邪魔になるばかりに違いない。これはたいへんな宿題。
いろいろ見せてもらって唸っていたら、背中に「ペンギンさんという人がいるのを知っていますか」と坂本社長の声。
え? ペンギンさん。人名で?
そうですと言いながら見せてくれたのが、写真のラー油。
表側しか撮影しなかったのが失敗ながら、この石垣島ラー油を作っているのが、石垣島の辺銀(ペンギン)さん。いやびっくり。
「石垣島ラー油」で検索すると、これを作っている辺銀食堂はじめ、いろいろなサイトが見付かる。通販で入手可能なよう。辺銀さんについて、マガジンハウスから本も出ているとのこと。
※このコラムは個人ブログで公開していたものです。