青梅の旅館で年越し。
宿に着いて最初に目に飛び込んで来たのは「音威子府」(オトイネップと読む。北海道北部の村の名)の文字。東京西部の山間で、なぜ音威子府?
この宿は、そばを出す。北海道・音威子府産のそばだと言う。
夕食に、それが並んだ。玄そばは色素が強いものと言う。それを挽きぐるみにした粉で打つ。黒々としたそば。
全部の仕上げに食べたいなと思ったけれど、着席するとすぐに出て来た。早く食べないと、のびてしまう。あわてていただく。
やや上品に打った田舎そば。挽きぐるみとは言え、なめらかな食感。
そばに海苔を載せるのは嫌いなのだけれど、挽きぐるみの田舎に切り海苔がぴったり合うことを発見。
また一つトクをしたとほくほくしながら、おやすみなさい。2008年ちゃん、ありがとう。
※このコラムは個人ブログで公開していたものです。