4月20日、東京・錦糸町に複合施設olinasがオープン。シネコンを含む商業施設と、高層のオフィス棟、住宅棟で構成。精工舎工場跡地を東京建物が再開発。
商業施設は、「olinasモール」「シネコン」「olinasコア」の3ブロックに分かれる。
「olinasモール」は大きな吹き抜けをジグザグ状のエッジの回廊が囲む。広く、明るく、楽しい印象。ただし、エスカレーターの配置は、お客を無理に回遊させようとしているようで、動線に不親切な印象がある。
同4階に「食菜健美 野の葡萄」など話題店や新業態が7店集合。ラケルがデザート主体の「ホロン」を出店。「ピエトロ」「ぼてじゅう」なども健在ぶり見せる。
同3階にフードコート。「家族で楽しむフロア」という階のフードコートの割に、700円を超える丼や単品で1000円を超える商品を置く店などが軒を連ねているのが心配。
「olinasコア」は、1階「コムサストア」のスイーツゾーンがマスコミ受けしそう。地下1階の東急ストアは広く、品物が充実。特に、デリ・そうざい、サラダ類に力が入っている印象。この階には、「マクドナルド」「ミスタードーナツ」など、おなじみのチェーンが揃い、「olinasモール」よりも懐を痛めずに済みそう。
JR錦糸町駅からは徒歩5分で、“駅前”とは言いがたい。しかし錦糸公園越しに見える建物を眺めながら近付いて行くのは、期待感をくすぐられて楽しそう。
※このコラムは個人ブログで公開していたものです。