食品スーパー月次業績

バロー、ヤオコーなどプラス

主要食品スーパーの2021年10月実績。既存店で、バロー、ヤオコー、アークス/北海道計、ライフなどが客数、客単価ともプラスで売上高が前年同月を上回った。同、アークス/東北計、ヨークベニマルは客数が前年同月を下回ったが客単価が上昇して売上高は前年同月を上回った。同、カスミ、マルエツ、マックスバリュ西日本などは客数、客単価ともマイナスで売上高が前年同月を下回った。
食品安全情報(化学物質)

EUの二酸化チタン取扱の行方

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州委員会の二酸化チタンの使用認可を取り下げるという提案をEU加盟国が了承したことについて欧州議会および理事会の意見を待つターム。CDCは子供の血中鉛濃度参照値を更新した。米国環境保護庁は、PFASに含まれるGenX化合物に関する最終的なヒト健康毒性評価の結果を発表した。
食品安全情報(微生物)

スティックサラミのサルモネラ

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国でスティックサラミに関連して複数州にわたり発生しているサルモネラ感染アウトブレイクが発生した。欧州食品安全機関は家禽の衛生にとって脅威となる伝染病の原因である抗菌剤耐性菌の評価を行い、EU域内で最も重要な抗菌剤耐性菌は大腸菌と腸球菌2種としている。
コンビニエンスストア月次業績

各社客数が前年同月を下回る

主要コンビニエンスストアの2021年10月実績。主要なチェーンがいずれも客数が前年同月を下回った。大手3社ではセブン-イレブンが売上高も前年同月を下回った。ファミリーマートとローソンは客数の上昇で売上高プラスを確保した。前年10月は大手3社とも客数が2019年同月比で1割程度低下(売上高も6%以上低下)しており、そこからさらに客数を落とした形となった。
食品安全情報(化学物質)

米国は詐欺的体験談の監視強化

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国連邦取引委員会は宣伝に詐欺的な体験談を使用した場合に多額の制裁金が発生する可能性があると通知した。米国食品医薬品局はナトリウム摂取量を減らすための支援として事業者向けガイダンスを発表した。米国環境保護庁長官はPFAS(パー及びポリフルオロアルキル化合物)汚染に対する戦略的ロードマップを発表した。
食品安全情報(微生物)

牛の屠畜の新HACCPモデル

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国農務省食品安全検査局は牛の屠畜に関するHACCPモデルを更新した。米国疾病予防管理センターほか当局はタマネギに関連して発生しているサルモネラ感染アウトブレイクを調査している。欧州食品安全機関の栄養・新開発食品・食品アレルゲンに関する科学パネルはイエローミールワーム製品についての意見を発表した。
フードサービス月次業績

既存店2桁増のデータが13件

2021年9月のフードサービス(株式公開企業)の業績。既存店売上高では、117件のデータのうち24件が前年同月以上だった一方、93件が前年同月割れとなった。全店売上高では、88件のデータのうち16件が前年同月以上だった一方、72件が前年同月割れだった。
食品スーパー月次業績

ヤオコー客数、売上高とも伸び

主要食品スーパーの2021年9月実績。既存店を見ると、ヤオコーは客数が伸び、売上高は対前年同月108.2%と好調。ヤオコーは前年も前々年同月比プラスだった。バロー、カスミも既存店売上高が前年同月を上回ったが、前年の前々年同月比はマイナスだった。マックスバリュ西日本およびアークス東北計の既存店は、客数、売上高ともに前年に続き前年同月を下回った。
食品安全情報(化学物質)

英もゲノム編集の研究を容易に

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。イギリス政府は遺伝子組換えの規制上の定義を見直し、ゲノム編集などの研究開発を容易にする。米国下院小委員会は市販のベビーフードから高濃度の重金属が検出されているとして、FDAと業界に向けてそれぞれ勧告を行った。9月29日の第2回国際食品ロス・廃棄啓発デーにあたり、FAOは6つのメッセージを発表した。
食品安全情報(微生物)

コオロギ食品の安全性を評価

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国農務省食品安全検査局のウシの屠畜場および牛肉加工施設関連のガイドラインを改定した。米国で水産食品に関連のサルモネラ感染アウトブレイクが発生し、アウトブレイク株が検出された会社の製品回収が始まった。欧州食品安全機関の栄養・新開発食品・食品アレルゲンに関する科学パネルはコオロギ製品についての意見を発表した。
コンビニエンスストア月次業績

前年好調のセブンは今期未達

主要コンビニエンスストアの2021年9月実績。既存店は、大手3社とも客数は減少、客単価が上昇しながら、売上高は前年並みとなった。大手3社では前年9月に唯一2019年同月を上回っていたセブン-イレブンは、今期当月の売上高が前年同月に達しなかった。ローソンとミニストップは客単価が5%程度上昇している。ローソンストア100とポプラは客数が10%近く減少し、売上高も落ち込んだ。
お知らせ

電子書籍『大豆変身物語』発売

ご好評いただいておりました連載記事・横山勉「大豆変身物語」を電子書籍化し、本日発売いたしました。 大豆は日本人の食生活を永年支えてきた重要な食材であり、さらに、米や小麦等の穀物と並んで人類にとって重要な作物です。とくに近年、動物性食品に替わるタンパク質、脂質の供給源として、その重要性の認識が深まり関心が高まっています。 そして、大豆は豆として調理されるだけでなく、さまざまな加工品となることで人類に […]