食品安全情報(微生物)

欧州でサルモネラ感染患者増加

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)加盟5カ国および英国から2021年に計272人のサルモネラ感染患者が報告されている。国際食品安全当局ネットワーク(INFOSAN)は2021年第4四半期にINFOSAN事務局はWHO加盟86カ国および領土1カ所が関連した計64件の食品安全事例に対応した。
フードサービス月次業績

前年の反動で好データが並ぶ

2022年1月のフードサービス(株式公開企業)の業績。既存店売上高では、144件のデータのうち131件が前年同月以上だった一方、13件が前年同月割れとなった。全店売上高では、106件のデータのうち92件が前年同月以上だった一方、14件が前年同月割れだった。
食品安全情報(化学物質)

食品汚染物質の優先順位付け

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。フィンランド当局は食品汚染物質について消費者を対象に優先順位付けを行った。韓国は有害な物質の日常の摂取を管理するための法律を施行した。EUで改正動物用医薬品規制が施行され、予防目的の医薬品入り飼料が禁止となった。EUと米国の間で食品安全システムの同等性が確認され、二枚貝の貿易が再開されることになった。
食品安全情報(微生物)

有機用動物副産物のリスク評価

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州委員会は欧州食品安全機関に対し、有機農業用資材として利用される動物副産物について、動物および公衆衛生に及ぼす生物学的リスクの評価を行うよう要請した。オランダでは2020年に胃腸感染症の報告数が前年までと比べて大幅に減少した。これは新型コロナウイルス対策として講じられた措置に起因すると考えられる。
食品スーパー月次業績

全体に客数減・売上減の傾向

主要食品スーパーの2022年1月実績。既存店では、マックスバリュ関東をはじめ大手各社が客数が前年同月比減。イズミとバローは軽微な客数減を若干の客単価上昇で吸収し、売上高は前年同月比プラス。これらを除くと、客単価上昇がなく売上高が前年同月を下回った例が大勢。なお、前年同月すなわち2021年1月の既存店データでは、客数を減らした例が大半の一方、客単価が1割以上上昇した例が多かった。
コンビニエンスストア月次業績

主要各社とも前年並みで推移

主要コンビニエンスストアの2022年1月実績。既存店の結果では、ローソンストア100事業を除く各データが、売上高、客数、客単価とも前年並みだった。ミニストップは客数がやや低く、客単価がやや高い。なお、前年=2021年1月は主要3社とミニストップがいずれも2020年1月比で10%を超える客数減で、スリーエフを除く各データが売上高も前年同月を下回る結果だった。
食品安全情報(化学物質)

欧州が二酸化チタン禁止を採択

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州委員会は二酸化チタンの食品添加物としての使用禁止を採択した。これに関するEFSAの意見書に対して英国の毒性委員会と変異原性委員会が評価を行い、それぞれの見解を公表した。一方、国連食糧農業機関が公表した報告書は、緊急に是正措置を講じない限り、SDGsの目標は世界レベルで達成不可能と示唆している。 【COT […]
食品安全情報(微生物)

非定型スクレイピーの知見不足

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州で発生した複数の非定型スクレイピーのアウトブレイクに関連し、2年間にわたる強化モニタリングが実施された。カナダでキムチに関連してO157感染アウトブレイクが発生し、当局が回収警報を発出し、対象のキムチおよびこれらを使用した製品の喫食・使用・販売・提供をしないよう注意喚起している。
食品安全情報(化学物質)

FDAが危険食品データを公開

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。FDAは報告対象食品登録(RFR)の過去データを誰でも閲覧できるダッシュボードを公開した。WHOはプロ向けの「WHO食品安全実践コミュニティ」を開設した。また、今号ではBfRによる日用品のビスフェノールAに関するFAQを別添ファイルとしてまとめている。
食品安全情報(微生物)

公衆衛生業務とデジタル技術

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州疾病予防管理センターは、技術の進歩について評価を行うプロジェクトを展開している。アイルランド食品安全局は、食品事業者に適切な食品安全文化の構築・維持・実践を求める規則として最近施行されたEU規則について議論する公開討論会を主催した。
フードサービス月次業績

脱自粛ムードと前年からの反動

2021年12月のフードサービス(株式公開企業)の業績。既存店売上高では、134件のデータのうち121件が前年同月以上だった一方、13件が前年同月割れとなった。全店売上高では、91件のデータのうち79件が前年同月以上だった一方、12件が前年同月割れだった。
食品スーパー月次業績

バロー、ヤオコーは前年超え

主要食品スーパーの2021年12月実績。当月も前月に続いて各社とも既存店の客数が減少し、売上高はバローとヤオコーを除く各社が前年同月を下回った。客単価はバローが上昇し、ヤオコー、ヨークベニマル、ライフ、アークスを除いては、各社で低下が見られた。