「FoodWatchJapan」は本日11月22日、おかげさまで3周年を迎えました。
2010年春、日経BP社が運営していた食の機能と安全に関する情報サイト「FoodScience」が閉鎖されることとなり、それによって公開が打ち切られてしまったコンテンツを再度公開したいという希望が、「FoodWatchJapan」を企画する直接のきっかけでした。
一方、農業、食品、外食については、巷間誤った情報も多い半面、プロであれば知っておきたい情報が十分伝わっていないことも多いものです。また、正否や善悪を判断しにくい情報についても、一方の意見ばかりが流布し、情報のバランスがとれていないケースも目に付きます。
そうした情報の不足・不均衡を少しでもなくしていきたい、食に関する考え方や判断の材料をもっと多く提供したい、多様な価値観の中で食を考える環境を作りたい――そのように考える人の発表の場を確保したいということが、「FoodWatchJapan」開設へ向けてスタッフの背中を押しました。
2010年11月22日のサイト開設から3年。おかげさまで「FoodWatchJapan」は40名を超える執筆者と、当初想定していた規模を遥かに超える読者の皆様に支えられ、さまざまな情報をお伝えする活動を続けることができました。
皆様に心から御礼申し上げます。ありがとうございます。
とは言え、お届けしたい情報はまだまだあり、Webサイトとしても、メルマガ配信の拠点としても発展途上です。今後さらにコンテンツを充実させ、セミナー開催や書籍制作など、情報の形もさらに広げていく所存です。
「FoodWatchJapan」は、食のプロへ、そして、食のプロに対してときにエールを送り、ときに叱り、ときに感謝を伝えたい消費者の方々へ、これからも等しく情報を発信し続け、食を提供する人と食べる人とで同じ情報を共有しながら、よりよい食のあり方を考える材料ときっかけを作って参ります。
これからも「FoodWatchJapan」をどうぞよろしくお願いいたします。