メバチ5割増。カツオ4割増

2022年6月第3週(6月17日〜6月23日)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年6月第3週(6月17日〜6月23日)の概況より。
22日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量1,219t(前週比99%、前年同期比102%)。

このうち鮮魚類は645t(前週比%、前年同期比103%)、冷凍魚類は231t(前週比95%、前年同期比102%)、塩干加工品は343t(前週比95%、前年同期比101%)。

日ごとの動き

6月17日(金) 週末の取引、入荷水準は低かったが買い一服から相場は伸び悩んだ。サバ、イワシが2割反落、カツオは小反落、ブリは小動き、メジは強保合、アジは続伸、スルメは保合。相場全体では弱保合

6月18日(土) 休市前の取引、買い気はいまひとつ。アジが2〜3割続伸、スルメは小幅上伸、カツオは1〜3割続落、サバは小幅続落、ブリは1〜2割下落、イワシは軟調。相場全体では軟調

6月20日(月) 週明けの取引、入荷増で荷動きはよくなかった。アジが2〜3割、スルメが1〜3割反落、ブリは1〜2割続落、サバは小幅続落、イワシは1〜2割下落、カツオ、メジは軟調。相場全体では下落

6月21日(火) 休市前の取引、前日からの荷余り感で買い気は鈍化。ブリが1〜2割反発、スルメは軟調、サバは弱保合、カツオは区々、メジは小動き、アジ、イワシは保合。相場全体では小動き

6月23日(木) 休市明けの取引、比較的順調な入荷で買い気は弱かった。ブリが小反落、アジは小甘い、サバ、スルメは弱保合、イワシは小動き、カツオはしっかり、メジは区々。相場全体では弱保合

品目別の動き

アジ 中型、中小型ともに長崎主体に入荷。数量は前週に比べ5%減少し、価格は中型が1割弱高、中小型が5.5割弱高。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ6%増加し、価格は1.5割安。

イワシ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は2割強安。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ61%増加し、価格はほぼ変わらず。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ43%増加し、価格は1.5割弱安。

主な水産物の市況(2022年6月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ58.297106各地7,5602,7941,62082101
海外-3,240-55113
メバチ55.6146112各地※冷凍2,8081,3401,134102128
アジ46.69574長崎1,188778432109171
長崎中小864621432153192
サバ28.8106124宮城7563022168597
イワシ35.510296鳥取97236721679122
スルメイカ32.7161184石川1,14573432410190
冷スルメイカ1.990146各地1,080-810--
サンマ1.482140各地解凍1,188-540--
カレイ14.875110北海道6483892167798
宮城ほかマコ1,404-270--
北海道アカ6485404329356
北海道アサバ-216-100-
ハマチ6.811053愛媛ほか野〆1,5661,5391,512111190
塩サケ21.281146北海道トキ4,5364,3023,780100-
北海道アキ-----
タラ類69283岩手ほか756-432--
宮城ぶわ1,296-648--
カツオ71.7143128宮城1,18852927087136
キンメダイ7.67766東京ほか4,5361,7281,40498125
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/