イワシ千葉主体に入荷14%増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年5月第3週(5月13日〜5月19日)の概況より。
18日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ16%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,138t(前週比85%、前年同期比101%)。

このうち鮮魚類は606t(前週比%、前年同期比105%)、冷凍魚類は202t(前週比71%、前年同期比95%)、塩干加工品は330t(前週比97%、前年同期比99%)。

日ごとの動き

5月13日(金) 週末の取引、入荷が減った魚種が目立ったが、雨市で買い気は引き続き低調。スルメが1〜2割続落、メジは小安い、アジは軟調、イワシは小甘い、サバは弱保合、ブリは続堅調、カツオは保合。相場全体では軟調

5月14日(土) 休市前の取引、前日から続く雨の影響で買い気は弱く、売れ行きは低調。アジが続軟調、イワシ、メジが弱保合、サバ、ブリは小動き、カツオは上伸。相場全体では弱保合

5月16日(月) 週明けの取引、降雨予報もあり買い気は振るわず。アジが2〜5割、スルメが2割上伸、イワシは堅調、ブリはしっかり、サバは強保合、メジはおおむね下落、カツオは弱保合。相場全体では堅調

5月17日(火) 休市前の取引、天候も回復傾向のため、荷動きはやや良化。アジが3〜4割続伸、イワシが1〜2割上伸、メジは堅調、サバは強保合、カツオは弱保合、スルメは小動き、ブリは保合。相場全体では続堅調

5月19日(木) 休市明けの取引、入荷が増えたが天候もよく、買い気はまずまず。カツオが2〜3割下落、イワシは1〜2割反落、アジは弱保合、メジは2割上伸、スルメは強保合、サバは区々。相場全体では弱保合

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が新潟と島根主体に入荷。数量は前週に比べ20%減少し、価格は中型が1割弱高、中小型が2.5割弱安。

サバ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は1.5割弱安。

イワシ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ14%増加し、価格は2.5割高。

スルメイカ 富山主体に入荷。数量は前週に比べ26%減少し、価格は1割強高。

カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ32%減少し、価格は2.5割強高。

主な水産物の市況(2022年5月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ43.774119各地9,1803,4241,836105110
海外-3,240-83130
メバチ40.86192各地※冷凍2,7001,2831,026101132
アジ57.88084長崎1,620497270109132
新潟ほか中小64839727077111
サバ26.2103106千葉86433021687126
イワシ26.2114130千葉648324184125123
スルメイカ9.174100富山1,51274354011267
冷スルメイカ3125158各地1,080-810--
サンマ1.680145各地解凍1,188-540--
カレイ17.4114105北海道54040021685103
宮城ほかマコ75637821658205
北海道アカ54043232410093
北海道アサバ-365-6880
ハマチ97490愛媛ほか野〆1,4041,3501,296100167
塩サケ19.8104130北海道トキ-----
北海道アキ918896864100151
タラ類7.49388岩手ほか648-432--
宮城ぶわ1,296-864--
カツオ37.56892千葉1,512626324126171
キンメダイ10.192113静岡ほか3,8881,6201,08096104
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/