トマト、ピーマン、レタス増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年4月第3週（4月15日〜4月21日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,341t（前週比97％、前年同期比93％）。

日ごとの動き

前週比ではごぼう、ふき、トマト等が増加したが、そらまめ、にんじん、たけのこ等が減少したため、3％の減少となった。

前年同期比ではたけのこ、ごぼう、なす等が増加したが、たまねぎ、かぼちゃ、キャベツ等が減少したため、7％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に入荷したが、前週比1％の微減となった。千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　徳島県を中心に入荷したが、降雨の影響があり、前週比18％の減少となった。徳島県産の価格は強保合となった。

キャベツ　神奈川県、愛知県等から入荷したが、降雨の影響で数量減少し、前週比で10％の減少となった。前週に相場が上がった反動で荷動きは鈍化し、神奈川県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から入荷し、前週比で8％の増加となった。荷動きはまずまずも販売拡大に向け相場は下落傾向で、茨城県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、前週比1％の微減となった。気温高く荷動きは鈍いため、茨城県産の価格は弱含みとなった。

ほうれんそう　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。茨城県産の価格は前週比で保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。数量やや減少したものの、需要期を過ぎているため引き合いは変わらず、千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷したが、降雨の影響で出荷が落ち着き、前週比8％の減少となった。荷動きは鈍く、群馬県産の価格は前週比で弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、数量充分な出回りとなっており、前週比4％の増加となった。高知県産の価格は弱含みとなった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比17％の増加となった。数量増加により荷動きは鈍化し、熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に高知県等から入荷し、茨城県産が順調出荷となり、前週比8％の増加となった。バラ規格の割合が多いため荷動きは鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

たまねぎ　北海道、佐賀県等から入荷したが、北海道産の残量が少なく、前週比5％の減少となった。増量期の佐賀県産は微増にとどまり、中国産の出回りも少なく、国産の引合いは強いままで、北海道産の価格は保合となった。

じゃがいも　鹿児島県を中心に北海道等から入荷したが,前週比7％の減少となった。鹿児島県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年4月第3週）