アールス、清見、はっさく増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年3月第2週（3月11日〜3月17日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,296t（前週比93％、前年同期比101％）。

日ごとの動き

前週比では、アールスメロン、清見、はっさくなどが増加したが、キウイ、みかん、いよかんなどが減少したため、7％の減少となった。

前年同期比では、キウイ、りんご、あまなつかんなどが減少したが、いちご、いよかん、せとかなどが増加したため1％の微増となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強含みとなった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、入荷量は減少傾向にあり、前週比31％の大幅な減少となった。かんきつ類全体的に量が少なく高単価のため、みかんの引合いがあり、静岡県産の価格は保合となった。

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。熊本県産の価格は強保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、前週比22％の減少となった。愛媛県産の価格は弱含みとなった。

はっさく　和歌山県を中心に愛媛県等で入荷し、前週比11％の増加となった。和歌山県産の価格は強保合となった。

不知火　熊本県、愛媛県等から入荷したが、前週比12％の減少となった。気温が上がっているため、引合いは回復傾向にありる。熊本県産の価格は保合となった。

せとか　愛媛県を中心に福岡県等から入荷したが、前週比8％の減少となった。愛媛県産の価格は弱保合となった。

清見　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比24％の増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に入荷したが、前週比3％の減少となった。大玉の在庫量が少なく引合いは強まり、青森県産「ふじ」は強含み、「王林」は保合の価格となった。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷し、前週比3％の増加となった。荷動きが鈍い状態が続いていたため、相場は下がり、栃木県産「とちおとめ」は保合、佐賀県産いちごさん」は弱含み、福岡県産「あまおう」、静岡県産「紅ほっぺ」は弱保合の価格となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比31％の大幅な増加となった。お彼岸が近く、相場は上がってきており、静岡県産の価格は強含みとなった。

キウイ　和歌山県、福岡県等から入荷したが、前週比48％の大幅な減少となった。和歌山県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年3月第2週）