柑橘増、いちごやアールス減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年1月第3週（1月14日〜1月20日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,582t（前週比106％、前年同期比79％）。

日ごとの動き

前週比ではアールスメロン、いちごなどが減少したが、はっさく、きんかん、不知火などが増加したため、6％の増加となった。

前年同期比ではきんかんなどが増加したが、キウイ、いちご、りんごなどが減少したため、21％の減少となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比では強保合となった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に長崎県等から入荷し、前週比7％の増加となった。静岡県産普通の価格は強保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に大分県等から入荷し、前週比18％の増加となった。愛媛県産の価格は弱保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比23％の増加となった。愛媛県産の価格は弱保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に広島県等から入荷し、前週比65％の大幅な増加となった。和歌山県産の価格は弱保合となった。

不知火　熊本県産を中心に佐賀県等から入荷し、前週比48％の大幅な増加となった。熊本県産は、無加温物に切り替わり荷動きがよく、熊本県産の価格は弱保合となった。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比60％の大幅な増加となった。宮崎県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷し、前週比16％の増加となった。引き合いは弱く、価格は青森県産「ふじ」は弱保合、「王林」は保合となった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。引き合いはやや弱く、価格は栃木県産「とちおとめ」は保合、福岡県産「あまおう」と静岡県産「紅ほっぺ」は弱含みとなった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比14％の減少となった。中国向けの輸出需要が落ち着き入荷量が少ないことから、静岡県産の価格は保合となった。

キウイ　福岡県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比37％の大幅な増加となった。引き合いは強く、福岡県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年1月第3週）