はくさい増。キャベ、レタ減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年12月第4週（12月24日〜12月29日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,207t（前週比87％、前年同期比85％）。

日ごとの動き

前週比ではれんこん、なましいたけ、しゅんぎく等が増加したが、かぼちゃ、さといも、さつまいも等が減少したため、13％の減少となった。

前年同期比では、さつまいも、さといも等が増加したが、かぼちゃ、じゃがいも、トマト等が減少したため、15％の減少となった。

市況は前週比で強保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。年末需要から荷動きは良好で相場は上昇し、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週で年内入荷はほぼ終了し、前週比で30％の大幅な減少となった。千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷したが、低温による生育停滞のため、前週比で18％の減少となった。愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　静岡県を中心に兵庫県等から入荷したが、冷え込みによる生育停滞で入荷量は少なく、前週比で10％の減少となった。数量不足感から相場は上昇し、静岡県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷し、前週比で3％の増加となった。茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、前週比で2％の減少となった。年末需要による引き合いが強く、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県、埼玉県等から順調に入荷し、前週比で9％の増加となった。年末需要から荷動きは良好で相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

きゅうり　宮崎県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比で27％の減少となった。宮崎県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、高知県産、福岡県産が気温低下により数量減少し、前週比で15％の減少となった。荷動きは鈍く相場は下落し、高知県産の価格は弱含みとなった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷したが、前週比で6％の減少となった。熊本県産の価格は強含みとなった。

ピーマン　宮崎県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比で29％の減少となった。荷動きは鈍く相場は下落し、宮崎県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年12月第4週）