関東とちおとめ生育順調で増

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2021年11月第3週(11月12日〜11月18日)の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,998t(前週比105%、前年同期比90%)。

日ごとの動き

前週比では、かき、西洋なし等が減少したが、いちご、アールスメロン、みかん等が増加したため、5%の増加となった。

前年同期比ではいちご、アールスメロン等が増加したが、西洋なし、かき、りんごが減少したため、10%の減少となった。

市況は前週比では弱保合、前年同期比では保合となった。

品目別の動き

みかん 愛媛県を中心に長崎県等から入荷し、前週比19%の増加となった。荷動きはやや鈍く、価格は前週比で、愛媛県産早生、和歌山県産極早生ともに保合となった。

りんご 山形県、青森県等から入荷し、前週比19%の増加となった。荷動きは鈍く、価格は前週比で、山形県産「ふじ」、青森県産「王林」ともに弱保合となった。

西洋なし 山形県を中心に入荷したが、前週比17%の減少となった。引き合いは強く、山形県産「ラ・フランス」の価格は前週比で保合となった。

かき 福岡県を中心に新潟県等から入荷したが、和歌山県産、奈良県産の「たねなし柿」が終盤に入り、前週比32%の大幅な減少となった。荷動きはよく、価格は前週比で、福岡県産「富有」、新潟県産「平核無」は保合、愛知県産「次郎」は弱含みとなった。

いちご 関東産の「とちおとめ」が生育順調なため出荷量が増え、前週比64%の大幅な増加となった。価格は前週比で栃木県産「とちおとめ」および静岡県産「紅ほっぺ」は弱保合となった。

アールスメロン 静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比28%の増加となった。引き合いは弱く、静岡県産の価格は前週比で弱保合となった。

主な農産物(果実)の市況(2021年11月第3週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引品種産地単位(kg)価格
みかん1,12411994せり早生愛媛103,629
極早生和歌山10-
相対早生愛媛103,110
極早生和歌山102,997
りんご29711980せりふじ山形104,212
王林青森103,969
相対ふじ山形103,650
王林青森103,942
西洋なし318364せりラ・フランス山形5-
相対ラ・フランス山形52,376
かき2336879せり富有福岡10-
次郎愛知10-
平核無新潟7.53,132
相対富有福岡103,456
次郎愛知103,456
平核無新潟7.52,527
いちご29164233せりとちおとめ栃木0.26478
あまおう福岡0.271,179
さがほのか佐賀0.24-
紅ほっぺ静岡0.28-
相対とちおとめ栃木0.26490
あまおう福岡0.271,050
さがほのか佐賀0.24-
紅ほっぺ静岡0.28758
アールスメロン18128133せり静岡11,393
相対静岡11,318
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/