東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年11月第3週(11月12日〜11月18日)の概況より。
17日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ9%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,339t(前週比110%、前年同期比97%)。
このうち鮮魚類は687t(前週比109%、前年同期比97%)、冷凍魚類は262t(前週比104%、前年同期比96%)、塩干加工品は390t(前週比116%、前年同期比97%)。
日ごとの動き
11月12日(金) 週末の取引、買い気はいまひとつ。アジが1〜2割続伸、ブリは堅調、カツオは4割反落、サンマは1〜3割下落、相場全体では小動き。
11月13日(土) 休市前の取引、入荷はやや増えたが買い気はまずまず。カツオが2〜4割反発、スルメは2〜3割、ブリは1割上伸、サバは弱保合、相場全体では堅調。
11月15日(月) 週明けの取引、買い気は幾分上向き。カツオは堅調、サンマは強保合、アジはおおむね下落、スルメは1〜2割反落、相場全体では小動き。
11月16日(火) 休市前の取引、買い気は振るわなかった。サバ、サンマが2〜3割下落、アジは1〜3割続落、イワシは2〜3割上伸、スルメは1〜2割反発、ブリは強保合、相場全体では軟調。
11月18日(木) 休市明けの取引、荷動きはまずまず。イワシが2〜3割、スルメは2割反落、アジは1〜2割、サンマは小幅に続落、メジは堅調、相場全体では小安い。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型は新潟を主体に入荷、前週に比べ数量は4%増加し、価格は中型、中小型ともに1.5割強高。
サバ 青森や三重を主体に入荷、前週に比べ数量は40%増加し、価格は0.5割強高。
イワシ 北海道を主体に入荷、前週に比べ数量は51%増加し、価格は1割高。
スルメイカ 北海道を主体に入荷、前週に比べ数量は41%減少し、価格は約2.5割高。
カツオ 宮城を主体に入荷、前週に比べ数量は38%減少し、価格は7割弱高。
生サンマ 岩手や宮城を主体に入荷、価格は1割強高。
ムキカキ 24%増加し、三陸産の価格は約1.5割安。
主な水産物の市況(2021年11月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 44.1 | 109 | 107 | 各地 | 生 | 5,594 |
海外 | 生 | 3,763 | ||||
メバチ | 51.5 | 118 | 73 | 各地※ | 冷凍 | 1,209 |
アジ | 38.3 | 104 | 76 | 長崎 | 中 | 886 |
新潟 | 中小 | 518 | ||||
サバ | 33.2 | 140 | 89 | 青森ほか | − | 508 |
イワシ | 10.7 | 151 | 87 | 北海道 | − | 518 |
スルメイカ | 6.1 | 59 | 31 | 北海道 | − | 1,434 |
冷スルメイカ | 4.1 | 178 | 164 | 各地 | − | - |
サンマ | 38.8 | 103 | 101 | 岩手ほか | 生 | 821 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 11.1 | 98 | 106 | 北海道 | マ | 473 |
青森ほか | マコ | 729 | ||||
北海道 | アカ | 1,224 | ||||
北海道 | アサバ | 727 | ||||
ハマチ | 16.6 | 122 | 42 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,339 |
塩サケ | 26.7 | 130 | 117 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 756 | ||||
タラ類 | 31.8 | 118 | 136 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 11.8 | 62 | 66 | 宮城 | − | 1,037 |
キンメダイ | 5.1 | 43 | 70 | 東京ほか | − | 1,901 |
ムキカキ | 15.1 | 124 | 98 | 三陸 | − | 2,130 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/