市民公開シンポジウム「植物バイオテクノロジーのインパクト」開催実行委員会の小泉望氏(大阪府立大学植物分子育種研究室)から、シンポジウム参加を呼びかけるメッセージが寄せられた。
「遺伝子組換え作物・食品に関するシンポジウムのご案内」
遺伝子組換え作物は安定生産、環境負荷の軽減につながることから世界の耕地面積の10%にあたる割合で栽培されています。
日本が輸入している穀物の半分以上が遺伝子組換え品種ですが、多くの消費者は遺伝子組換え食品に漠然とした忌避感を持っています。
遺伝子組換え技術によって作られたウイルス耐性パパイヤはハワイのパパイヤ産業をウイルスによる壊滅の危機から救いました。そのウイルス耐性パパイヤは、ハワイでは98年から商業栽培されていますが、このほど、輸入、消費が日本でもようやく認可されました。年内にも販売が始まるかもしれません。
ゴールデンライスは、年間30万人とも言われる世界のビタミンA欠乏症の子供を救うことに役立つことが期待されています。再来年にもフィリピンで商業栽培が始まるとされています。
今回のシンポジウムでは、遺伝子組換え作物の栽培状況や日本企業が開発した青いバラに関する話題に加えて、「ハワイのウイルス耐性パパイヤ」と「ゴールデンライス」の開発者を海外から招待し、講演いただきます。その後、海外からの講師も含めてパネルディスカッションを行います。なお、海外講演者のスピーチには同時通訳がつきます。
当日は、ゴールデンライスなどの展示も行います。参加者には実物を見ていただけますし、写真撮影も可能です。
参加費は無料ですが、事前登録が必要です。下記URLよりお申込みください。
http://www.jspcmb.jp/kokaisympo/
貴重な機会ですので多くの皆様のご参加をお待ちしております。
市民公開シンポジウム
「植物バイオテクノロジーのインパクト」
開催実行委員会