なす、きゅうり、レタス増加

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年9月第4週（9月24日〜9月30日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週4日、前年5日。

1日平均入荷量は総量6,129t（前週比104％、前年同期比107％）。

前週比ではとうもろこし、えだまめ、かぼちゃ等が減少したが、なす、まつたけ、レタス、きゅうり等が増加し、4％の増加となった。

前年同期比では、はくさい、じゃがいも、かぼちゃ等が減少したが、えだまめ、なす、きゅうり、さつまいも等が増加し、7％の増加となった。

市況は前週比で弱保合、前年同期比で弱含みとなった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、北海道産が生育順調で、前週比で2％の増加となった。荷動きはまずまずで、北海道産の価格は保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷し、北海道産の潤沢な入荷で、前週比5％の増加となった。荷動きは鈍く相場は下落し、北海道産の価格は弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、後続の千葉県産、茨城県産が増加して、前週比で3％の増加となった。群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に入荷し、長野県産は8月中旬の大雨後の病害発生により数量は例年より少ないものの微増傾向で、後続の茨城県産が増加し、前週比20％の増加となった。荷動きは鈍く、相場は下落し、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、長野県産は8月中旬の大雨後の病害発生で作柄悪く、例年より数量少ないものの回復傾向となっており、前週比18％の増加となった。高値疲れと消費地気温の高さで需要減退し、長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷し、関東産が順調出荷となり増量し、前週比6％の増加となった。荷動きはまずまずながら数量多く、群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　青森県、北海道等から入荷したが、前週比6％の減少となった。荷動きはまずまずなものの、青森県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　福島県、埼玉県等から入荷し、東北産が減少傾向にある一方で関東産が増量し、前週比20％の増加となった。荷動きは鈍く、相場は下落し、福島県産の価格は弱保合となった。

なす　栃木県、群馬県等から入荷し、栃木県、群馬県産が順調出荷となり増量し、前週比40％の大幅な増加となった。全体量が多く、荷動きは鈍化して相場は下落し、栃木県産の価格は弱保合となった。

トマト　北海道を中心に千葉県等から入荷し、青森県産、北海道産はピーク過ぎて減少したものの、後続の千葉県産が増量し、前週比4％の増加となった。数量不足感はやわらぎ、北海道産の価格は弱保合となった。

ピーマン　岩手県を中心に茨城県等から入荷し、東北産は微減したものの茨城県産が増量し、前週比4％の増加となった。岩手県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年9月第4週）