かき、みかん、くりなど増加

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年9月第2週（9月10日〜9月16日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,548t（前週比116％、前年同期比115％）。

前週比では、いちじく、もも、アールスメロンなどが減少したが、かき、みかん、くりなどが増加したため、16％の増加となった。

前年同期比ではいちじく、ぶどうが減少したが、かき、みかん、くりなどが増加したため、15％の増加となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

みかん　宮崎県を中心に熊本県等から入荷し、「極早生みかんは出荷ピーク、「グリーンハウスみかんは終盤に入り、前週比106％の大幅な増加となった。宮崎県産極早生の価格は弱保合、佐賀県産ハウスの価格は強保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷し、前週比27％の増加となった。青森県産「つがる」の価格は保合となった。

なし　栃木県を中心に福島県等から入荷し、前週比1％の微増となった。高値の影響が残り、荷動きは鈍く、福島県産「幸水」、栃木県産「豊水」の価格は弱保合、栃木県産「あきづき」の価格は弱含みとなった。

かき　和歌山県を中心に奈良県等から入荷し、前週比201％の大幅な増加となった。和歌山県産、奈良県産「刀根」の価格は弱保合となった。

もも　福島県、山形県等から入荷したが、前週比33％の大幅な減少となった。荷動きはあるものの引き合いは弱く、福島県産の価格は強含みとなった。

ぶどう　山梨県を中心に岡山県等から入荷し、前週比13％の増加となった。山梨県産「シャインマスカット」「甲斐路」、長野県産「巨峰」の価格は保合、山梨県産「ピオーネ」の価格は強含みとなった。

くり　茨城県を中心に山形県等から入荷し、前週比60％の大幅な増加となった、平年に比べ小玉Mサイズが多いことから2L、3Lサイズの価格が高くなっている。茨城県産の価格は強含みとなった。

いちじく　愛知県、和歌山県等から入荷したが、前週比68％の大幅な減少となった。出荷量が少なく引き合いが強いため、愛知県産の価格は強保合となった。

アールスメロン　静岡県、茨城県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。引き合いは弱く、茨城県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2021年9月第2週）