東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年8月第1週(7月30日〜8月5日)の概況より。
日ごとの動き
30日(金)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ21%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,210t(前週比137%、前年同期比91%)。このうち鮮魚類は540t(前週比121%、前年同期比95%)、冷凍魚類は324t(前週比189%、前年同期比93%)、塩干加工品は346t(前週比131%、前年同期比85%)。
7月31日(土) 月末の取り引き、臨時休市後の土曜日で買われ、荷動きはおおむね良好。アジ、スルメが小反落、サバ、カツオは弱保合、ブリ、メジも幾分値を下げ、相場全体では小反落。
8月2日(月) 週明けの取引、月替わりで買い気はまずまず。アジが3〜4割続落、カツオは2〜3割下落、スルメは小幅続落、サバは1〜3割上伸、ブリは堅調、相場全体では続落。
8月3日(火) 開市の間の取引、入荷がやや増加し翌日が水曜開市日となることから、買い気は弱まった。サバが3割続伸、スルメは1〜2割反発、カツオは堅調、ブリは2〜3割下落、イワシは小安く、アジは弱保合、相場全体では区々。
8月4日(水) 水曜開市日の取引、入荷は少ないが買い気は低調。サバが小反落、スルメは軟調、アジは弱保合、ブリは小動き、相場全体では小甘い。
8月5日(木) 休市前の取引、入荷が増えて荷動きはよくなかった。スルメが堅調、アジはしっかり、カツオは小甘く、サバ、ブリは弱保合、相場全体では小動き。
品目別の動き
アジ 中型、中小型がともに長崎を主体に入荷。数量は前週に比べ91%増加し、価格は中型が4.5割弱安、中小型が約2.5割安。
サバ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ13%増加し、価格はほぼ変わらず。
イワシ 千葉や石川を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は約1.5割高。
スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ27%増加し、価格は0.5割高。
カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ22%増加し、価格はほぼ変わらず。
主な水産物の市況(2021年8月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 44.5 | 117 | 133 | 各地 | 生 | 3,143 |
海外 | 生 | 3,843 | ||||
メバチ | 56.9 | 145 | 104 | 各地※ | 冷凍 | 1,142 |
アジ | 57.2 | 191 | 114 | 長崎 | 中 | 475 |
長崎 | 中小 | 475 | ||||
サバ | 20.3 | 113 | 68 | 宮城 | − | 363 |
イワシ | 28.2 | 97 | 89 | 千葉ほか | − | 410 |
スルメイカ | 19.7 | 127 | 80 | 石川 | − | 825 |
冷スルメイカ | 1.6 | 133 | 100 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.8 | 129 | 36 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 6.4 | 88 | 69 | 北海道 | マ | 630 |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | 979 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 8.6 | 104 | 63 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,112 |
塩サケ | 19.9 | 176 | 94 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 6.2 | 129 | 82 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 58.9 | 122 | 150 | 宮城 | − | 346 |
キンメダイ | 5.8 | 64 | 63 | 東京ほか | − | 1,447 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/