東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年7月第4週(7月23日〜7月29日)の概況より。
日ごとの動き
6日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ23%の減少。
1日平均取扱数量は総量884t(前週比79%、前年同期比77%)。このうち鮮魚類は448t(前週比77%、前年同期比76%)、冷凍魚類は172t(前週比78%、前年同期比77%)、塩干加工品は264t(前週比85%、前年同期比78%)。
7月23日(金) 週末の取引、休市明けだが鮮魚類の買い気は弱かった。カツオが小幅上伸、メジは小高く、スルメは堅調、アジは小安く、ブリは小甘い、相場全体では強保合。
7月24日(土) 休市前の取引、買い気はいまひとつ。アジが1〜2割反発、スルメは小高い、メジは小反落、イワシは軟調、サバは弱保合、相場全体では小動き。
7月26日(月) 週明けの取引、買い気は若干上向いた。ブリが1割下落、アジは小反落、サバは弱保合、メジは小動き、相場全体では弱保合。
7月27日(火) 開市の間の取引、入荷は減ったが台風の影響による降雨で買い気は弱かった。イワシが2〜3割上伸、ブリは1〜2割反発、メジはしっかり、サバ、カツオは強保合、相場全体では堅調。
7月28日(水) 水曜開市日の取引、入荷は少なかったが買い気は弱かった。イワシが2〜5割続伸、カツオは2〜5割、サバは1〜2割上伸、アジは1〜3割下落、スルメは軟調、相場全体では区々。
7月29日(木) 休市前の取引、入荷は増えたが買い気はやや上向き。スルメが浜高を受け3〜4割上伸、アジは1〜2割反発、メジは堅調な相場形成、サバは軟調、相場全体では小高い。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が石川を主体に入荷。数量は前週に比べ37%減少し、価格は中型が約5割高、中小型が8割弱高。
サバ 宮城や青森を主体に入荷。数量は前週に比べ19%減少し、価格は約2割高。
イワシ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ4%減少し、価格は0.5割強安。
スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ21%減少し、価格は約1割安。
カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ22%減少し、価格は1割強高。
主な水産物の市況(2021年7月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 38.1 | 82 | 133 | 各地 | 生 | 4,025 |
海外 | 生 | 4,857 | ||||
メバチ | 39.2 | 96 | 68 | 各地※ | 冷凍 | 1,122 |
アジ | 29.9 | 63 | 61 | 長崎 | 中 | 837 |
石川 | 中小 | 639 | ||||
サバ | 17.9 | 81 | 63 | 宮城ほか | − | 360 |
イワシ | 29.2 | 96 | 126 | 千葉 | − | 360 |
スルメイカ | 15.5 | 79 | 49 | 石川 | − | 785 |
冷スルメイカ | 1.2 | 63 | 55 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.4 | 93 | 32 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 7.3 | 71 | 89 | 北海道 | マ | 567 |
青森ほか | マコ | 738 | ||||
北海道 | アカ | 792 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 8.3 | 91 | 50 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,112 |
塩サケ | 11.3 | 68 | 95 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 4.8 | 74 | 62 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 48.1 | 78 | 110 | 宮城 | − | 351 |
キンメダイ | 9.1 | 73 | 83 | 東京ほか | − | 1,368 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/