東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年6月第3週(6月24日〜6月18日)の概況より。
日ごとの動き
23日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほほ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,190t(前週比97%、前年同期比92%)。このうち鮮魚類は625t(前週比99%、前年同期比95%)、冷凍魚類は226t(前週比84%、前年同期比101%)、塩干加工品は340t(前週比103%、前年同期比81%)。
6月18日(金) 週末の取引、潤沢入荷で荷動きは鈍化。アジが小幅続落、カツオは小安い、イワシは軟調、サバは弱保合、スルメは堅調、相場全体では小甘い。
6月19日(土) 休市前の取引、雨市で買い気は低調。アジが1〜2割反発、サバが堅調、ブリは強保合、メジは小安く、スルメは軟調、相場全体では小動き。
6月21日(月) 週明けの取引、天候もよく買い気は幾分上向いた。サバが2〜4割下落、スルメは小安く、ブリは軟調、メジは堅調、カツオは強保合、相場全体では小安い。
6月22日(火) 休市前の取引、荷動きはいまひとつ。スルメが2〜3割反発、アジは1〜2割上伸、ブリは堅調、イワシはしっかり、メジは2割下落、相場全体では小反発。
6月24日(木) 休市明けの取引、買い気は振るわなかった。カツオは2〜3割下落、アジは1割反落、スルメは小甘く、イワシ、ブリは弱保合、相場全体では軟調。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が新潟や石川を主体に入荷。数量は前週に比べ5%減少し、価格は中型が約0.5割安、中小型が0.5割強安。
サバ 千葉や石川を主体に入荷。数量は前週に比べ9%減少し、価格は0.5割高。
イワシ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ5%増加し、価格は1割弱高。
スルメイカ 石川や福井を主体に入荷。数量は前週に比べ14%減少し、価格は約0.5割高。
カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ6%減少し、価格は約1割高。
主な水産物の市況(2021年6月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 54.9 | 119 | 99 | 各地 | 生 | 2,779 |
海外 | 生 | 2,862 | ||||
メバチ | 49.5 | 121 | 102 | 各地※ | 冷凍 | 1,044 |
アジ | 62.8 | 95 | 134 | 長崎 | 中 | 454 |
新潟ほか | 中小 | 324 | ||||
サバ | 23.2 | 91 | 75 | 千葉ほか | − | 311 |
イワシ | 37 | 105 | 87 | 千葉 | − | 300 |
スルメイカ | 17.8 | 86 | 51 | 石川ほか | − | 812 |
冷スルメイカ | 1.3 | 93 | 130 | 各地 | − | - |
サンマ | 1 | 77 | 32 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 13.5 | 85 | 68 | 北海道 | マ | 396 |
宮城ほか | マコ | 621 | ||||
北海道 | アカ | 959 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 12.9 | 113 | 62 | 鹿児島ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 14.5 | 84 | 106 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 7.2 | 100 | 78 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 56 | 94 | 170 | 宮城 | − | 389 |
キンメダイ | 11.6 | 92 | 93 | 東京ほか | − | 1,382 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/