東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年6月第1週(6月4日〜6月10日)の概況より。
日ごとの動き
9日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,153t(前週比91%、前年同期比95%)。このうち鮮魚類は616t(前週比108%、前年同期比101%)、冷凍魚類は207t(前週比62%、前年同期比95%)、塩干加工品は329t(前週比91%、前年同期比87%)。
6月4日(金) 週末の取引、雨市で買い気は低調。イワシが買われて2割反発、ブリは堅調、アジは強保合、サバは1〜2割下落、相場全体では小動き。
6月5日(土) 休市前の取引、入荷が減り買い気は幾分回復。カツオが1〜3割上伸、スルメは1〜2割反発、イワシは2割反落、アジ、メジは弱保合、相場全体では区々。
6月7日(月) 週明けの取引、入荷増で買い気はいまひとつ。サバが1〜2割反発、メジは小高い、アジ、イワシ、カツオは保合、ブリは小甘い、相場全体では小動き。
6月8日(火) 休市前の取引、前日からの荷余り感から買い気は振るわなかった。イワシ、メジが堅調、ブリが強保合、カツオは区々、スルメは小動き、相場全体では小動き。
6月10日(木) 休市明けの取引、入荷増で買い気は振るわなかった。ブリが1〜2割下落、カツオ、メジは小安く、アジは弱保合、サバは強保合、相場全体では小安い。
品目別の動き
アジ 中型、中小型ともに長崎を主体に入荷。数量は前週に比べ51%増加し、価格は中型が4割安、中小型が1割弱安。
サバ 静岡を主体に入荷。数量は前週に比べ14%減少し、価格はほぼ変わらず。
イワシ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ10%増加し、価格は約2割安。
スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ19%増加し、価格は約1割安。
カツオ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ19%増加し、価格は約1.5割安。
主な水産物の市況(2021年6月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 61.7 | 134 | 114 | 各地 | 生 | 2,454 |
海外 | 生 | 3,812 | ||||
メバチ | 37.6 | 100 | 72 | 各地※ | 冷凍 | 1,000 |
アジ | 64.2 | 151 | 155 | 長崎 | 中 | 421 |
長崎 | 中小 | 432 | ||||
サバ | 28.6 | 86 | 103 | 静岡 | − | 223 |
イワシ | 34.6 | 110 | 73 | 千葉 | − | 281 |
スルメイカ | 17.3 | 119 | 48 | 石川 | − | 881 |
冷スルメイカ | 1.5 | 83 | 150 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.8 | 129 | 47 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 13.1 | 111 | 58 | 北海道 | マ | 486 |
宮城ほか | マコ | 385 | ||||
北海道 | アカ | 1,080 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 12.9 | 97 | 85 | 鹿児島ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 18 | 93 | 137 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 8 | 88 | 79 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 58.8 | 119 | 247 | 千葉 | − | 400 |
キンメダイ | 8.3 | 98 | 69 | 東京ほか | − | 1,404 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/