前年の客数増の反動で客数減

主要食品スーパーの2021年2月実績。各社とも客数が前年同月よりも大きく減少した。前年=2020年2月は閏年で日数が1日多かったこと、加えて新型コロナウイルス感染症の感染拡大が月初から関心を集め、食品スーパーの客数が伸びた。当月その反動が表れた形。

売上高が前年同月をクリアしたのは、カスミ、バロー、ヤオコー。ヤオコーは前年2月にとくに客数が伸びていたが(対2019年同月8.0%増)この反動の形で客数が対前年12.7%減となった一方、客単価は同15.4%上昇した。

ライフは、既存店売上高96.8%、同客数91.1%、同客単価106.3%。

U.S.M.Hは、既存店売上高98.8%、同客数92.0%、同客単価107.4%。

バローHD/バローは、既存店売上高101.5%、同客数93.0%、同客単価109.1%。店舗数(全店)は239店。

マックスバリュ西日本は、既存店売上高97.6%、同客数92.5%。店舗数(全店)は181店。

アークス/連結は、既存店売上高97.6%、同客数90.6%、同客単価107.8%。店舗数(全店)は344店。

ヤオコーは、既存店売上高100.7%、同客数87.3%、同客単価115.4%。

ヨークベニマルは、既存店売上高99.9%、同客数91.8%、同客単価108.8%。

食品スーパーの2021年2月の業績一覧

各社発表データによる。一部に速報値を含む。売上高、客数、客単価のパーセンテージは前年同月比。

凡例:10%以上のプラス5%以上のプラス前年同月未達5%以上のマイナス10%以上のマイナス。順不同。

食品スーパー2021年2月度業績
企業名 事業名/「チェーン名」 既存店 全店
売上(%) 客数(%) 客単価(%) 店舗数(店) 売上(%) 客数(%) 客単価(%)
ライフ 96.8 91.1 106.3
U.S.M.H 98.8 92.0 107.4 98.6
マルエツ 95.8 88.9 107.8 96.0
カスミ 103.2 96.2 107.2 102.5
マックスバリュ関東 96.6 91.2 105.9 96.6
バローHD バロー 101.5 93.0 109.1 239 101.8
マックスバリュ西日本 97.6 92.5 181 97.0
アークス 連結 97.6 90.6 107.8 344 97.9 90.6 108.0
北海道計 96.5 90.6 106.4 220 96.7 90.7 106.6
東北計 99.2 90.6 109.6 124 99.7 90.5 110.1
ヤオコー 100.7 87.3 115.4 102.9 89.4 115.1
ヨークベニマル 99.9 91.8 108.8 101.4
成城石井 106.0 90.4 117.2 164 107.9