なす、ピーマン、きゅうり増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年2月第3週（2月12日〜2月18日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量6,002t（前週比112％、前年同期比113％）。

前週比ではだいこん、ごぼう、はくさい等が増加したが、なす、ピーマン、きゅうり等が増加したため、12％の増加となった。

前年同期比では、ごぼう、ねぎ、さといも等が減少したが、ピーマン、はくさい、トマト等が増加したため、13％の増加となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県を中心に千葉県等から入荷したが、降雨の影響で全体量が減少し、前週比9％の減少となった。荷動きが鈍くなり、神奈川県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比16％の増加となった。全体量が少なく不足感があり、千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷し、適度な降雨により生育順調で、前週比12％の増加となった。愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　静岡県を中心に兵庫県等から順調に入荷し、前週比26％の増加となった。荷動きは鈍く、相場は下落し、静岡県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から潤沢に入荷し、前年同期比46％の大幅な増加となった。量販店での売込みは春商材中心に変わってきており、需要の減退で相場は下落し、茨城県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から生育順調で入荷し、前週比17％の増加となった。数量潤沢で荷余り感があり、群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比3％の増加となった。全体量が少なく不足感があり、千葉県産の価格は強保合となった。

きゅうり　宮崎県、千葉県等から入荷した。千葉県、群馬県産が増量し、前週比37％の大幅な増加となった。荷動きが鈍く相場は下落し、宮崎県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷した。高知県、福岡県産で天候がよく順調に出荷し、前週比42％の大幅な増加となった。高知県産の価格は弱含みとなった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から順調に入荷し、前週比34％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から順調に入荷し、前週比42％の大幅な増加となった。宮崎県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年2月第3週）