東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年2月第3週(2月12日〜2月18日)の概況より。
日ごとの動き
17日(木)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ20%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,299t(前週比119%、前年同期比103%)。このうち鮮魚類は649t(前週比120%、前年同期比110%)、冷凍魚類は261t(前週比127%、前年同期比94%)、塩干加工品は389t(前週比114%、前年同期比101%)。
2月12日(金) 休市明けの取引、入荷が少なく買い気は上向き。スルメが1〜2割続伸、アジは小幅上伸、サバ、ブリは保合、メジは軟調、相場全体では強保合。
2月13日(土) 休市前の取引、入荷増で荷動きは悪化。アジ、スルメが1〜2割反落、イワシは小幅続落、メジは小安い、サバは軟調、相場全体では小幅安。
2月15日(月) 週明けの取引、入荷増と天候の悪化で買い気は低調。サバが1割上伸、アジは小反発、スルメは1〜2割続落、カツオは軟調、相場全体では区々。
2月16日(火) 休市前の取引、前日からの荷もたれで引き合いは弱かった。メジは1〜2割下落、スルメは小幅続落、サバは堅調、アジ、ブリは強保合、相場全体では小甘い。
2月18日(木) 休市明けの取引、買い気は若干上向いた。イワシが2〜3割上伸、ブリは堅調、カツオは強保合、サバは2〜3割、アジは1〜3割ぞれぞれ下落、相場全体では区々。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が鳥取や鹿児島を主体に入荷。前週に比べ数量は43%増加し、価格は中型が約0.5割安、中小型が前年同期比で約0.5割高。
サバ 三重を主体に入荷。前週に比べ数量は26%増加し、価格は2割弱安。
イワシ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量は23%減少し、価格は約2割高。
スルメイカ 長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は17%増加し、価格はわずかに上昇。
カツオ 和歌山を主体に入荷。前週に比べ数量は86%増加し、価格は0.5割強高。
ムキカキ 4%増加し、三陸産の価格は約0.5割安。
主な水産物の市況(2021年2月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 39.1 | 141 | 102 | 各地 | 生 | 4,808 |
海外 | 生 | 3,234 | ||||
メバチ | 56.7 | 145 | 100 | 各地※ | 冷凍 | 858 |
アジ | 51.8 | 143 | 109 | 長崎 | 中 | 540 |
鳥取ほか | 中小 | 513 | ||||
サバ | 54.2 | 126 | 118 | 三重 | − | 220 |
イワシ | 21 | 77 | 72 | 千葉 | − | 339 |
スルメイカ | 25 | 117 | 127 | 長崎 | − | 886 |
冷スルメイカ | 1.1 | 183 | 157 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.8 | 120 | 45 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 16.7 | 138 | 137 | 北海道 | マ | 540 |
青森ほか | マコ | 540 | ||||
北海道 | アカ | - | ||||
北海道 | アサバ | 594 | ||||
ハマチ | 55.8 | 96 | 144 | 鹿児島ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 17.7 | 136 | 117 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 540 | ||||
タラ類 | 26.2 | 111 | 105 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 6.9 | 186 | 230 | 和歌山 | − | 810 |
キンメダイ | 9.4 | 142 | 109 | 千葉ほか | − | 1,620 |
ムキカキ | 17 | 104 | 119 | 三陸 | − | 1,349 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/