東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年1月第4週(1月22日〜1月28日)の概況より。
日ごとの動き
27日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ19%の減少。
1日平均取扱数量は総量584t(前週比105%、前年同期比96%)。このうち鮮魚類は170t(前週比81%、前年同期比61%)、冷凍魚類は358t(前週比93%、前年同期比89%)、塩干加工品は27t(前週比109%、前年同期比90%)。
1月22日(金) 週末の取引、入荷増で買い気は弱かった。カツオが小高く、サバ、メジはともに堅調、アジは3〜4割、スルメイカは1割それぞれ反落、相場全体では小動き。
1月23日(土) 休市前の取引、買い気は依然低調。アジが1割、スルメが小幅にぞれぞれ続落、ブリは小幅下落、カツオは区々、相場全体では小安い。
1月25日(月) 週明けの取引、天候の回復予報もあり買い気は若干上向き。アジが堅調、カツオは強保合、イワシ、スルメはともに保合、ブリは小幅続落、相場全体では小動き。
1月26日(火) 休市前の取引、買い気は振るわなかった。イワシが2〜4割、サバは1〜3割それぞれ上伸、メジは小高く、アジは2〜4割下落、相場全体では区々。
1月28日(木) 休市明けの取引、入荷が増えて買い気は弱かった。イワシが3〜4割反落、スルメは1割下落、メジは小反落、サバは堅調、相場全体では弱保合。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が島根や富山を主体に入荷。前週に比べ数量は5%増加し、価格は中型が約0.5割安、中小型が前年同期比で0.5割強安。
サバ 長崎や千葉を主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は約3.5割高。
イワシ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量は23%増加し、価格は1割弱安。
スルメイカ 長崎や富山を主体に入荷。前週に比べ数量は53%増加し、価格は1.5割弱安。
カツオ 高知や長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は88%増加し、価格はわずかに上昇。
ムキカキ 4%増加し、三陸産の価格は約1.5割高。
主な水産物の市況(2021年1月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 27.3 | 109 | 90 | 各地 | 生 | 4,446 |
海外 | 生 | 2,395 | ||||
メバチ | 32.1 | 98 | 38 | 各地※ | 冷凍 | 859 |
アジ | 50.5 | 105 | 133 | 長崎 | 中 | 438 |
島根ほか | 中小 | 400 | ||||
サバ | 46.1 | 101 | 113 | 長崎ほか | − | 350 |
イワシ | 22.7 | 123 | 85 | 千葉 | − | 328 |
スルメイカ | 21.6 | 153 | 160 | 長崎ほか | − | 821 |
冷スルメイカ | 1 | 91 | 77 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.4 | 70 | 30 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 12.2 | 84 | 106 | 北海道 | マ | - |
宮城ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | 567 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 64.2 | 94 | 152 | 鹿児島ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 15.1 | 109 | 109 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 864 | ||||
タラ類 | 32.7 | 102 | 96 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 1.5 | 188 | 250 | 高知ほか | − | 1,188 |
キンメダイ | 8.1 | 116 | 117 | 千葉ほか | − | 1,469 |
ムキカキ | 20.6 | 104 | 135 | 三陸 | − | 1,382 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/