東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年1月第3週(1月15日〜1月21日)の概況より。
日ごとの動き
20日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量1,152t(前週比96%、前年同期比93%)。このうち鮮魚類は558t(前週比103%、前年同期比87%)、冷凍魚類は210t(前週比113%、前年同期比96%)、塩干加工品は384t(前週比81%、前年同期比101%)。
1月15日(金) 週末の取引、荷動きはいまひとつ。スルメが浜高から1〜2割上伸、サバは堅調、アジはしっかり、イワシは強保合、メジは小動き、相場全体ではしっかり。
1月16日(土) 休市前の取引、前荷薄も加わりこのところ鈍かった荷動きは幾分上向いた。
イワシ 強保合、スルメはしっかり、サバは安値圏ながら下げ渋り、メジは小幅下落、相場全体では小動き。
1月18日(月) 週明けの取引、入荷が増えて買い気は低調。スルメは2〜3割、カツオが1〜2割それぞれ下落、メジは1〜2割続落、相場全体では小幅安。
1月19日(火) 休市前の取引、買い気はよくなかった。メジは1割反発、サバ、ブリはともに堅調、イワシは2〜3割、アジは1〜2割それぞれ下落、相場全体では区々。
1月21日(木) 休市明けの取引、買い気はやや上向き。アジが倍値に急反発、イワシは3割反発、スルメは小幅ながら上伸、ブリはしっかり、相場全体では上伸。
品目別の動き
アジ 中型が長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は34%増加し、価格は中型が3割安。
サバ 千葉や岩手を主体に入荷。前週に比べ数量は13%増加し、価格は2.5割弱安。
イワシ 岩手や宮城を主体に入荷。前週に比べ数量は16%減少し、価格は1割強高。
スルメイカ 富山や長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は8%増加し、価格は1割弱安。
カツオ 高知を主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は約2.5割安。
ムキカキ わずかに増加し、三陸産の価格は約2.5割安。
主な水産物の市況(2021年1月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 25.1 | 108 | 73 | 各地 | 生 | 6,856 |
海外 | 生 | 2,509 | ||||
メバチ | 32.7 | 116 | 68 | 各地※ | 冷凍 | 854 |
アジ | 48.2 | 134 | 92 | 長崎 | 中 | 464 |
— | 中小 | - | ||||
サバ | 45.6 | 113 | 103 | 千葉ほか | − | 261 |
イワシ | 18.5 | 84 | 70 | 岩手ほか | − | 356 |
スルメイカ | 14.1 | 108 | 109 | 富山ほか | − | 946 |
冷スルメイカ | 1.1 | 61 | 79 | 各地 | − | - |
サンマ | 2 | 87 | 43 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 14.5 | 134 | 96 | 北海道 | マ | - |
宮城ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | 581 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 68.5 | 86 | 166 | 鹿児島ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 13.8 | 111 | 96 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 864 | ||||
タラ類 | 32.1 | 109 | 90 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 0.8 | 100 | 160 | 高知 | − | 1,152 |
キンメダイ | 7 | 259 | 69 | 千葉ほか | − | 1,685 |
ムキカキ | 19.8 | 103 | 132 | 三陸 | − | 1,192 |
各地 | − | 1,044 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/