はっさく、不知火、きんかん増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年1月第2週（1月8日〜1月14日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週2日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,723t（前週比82％、前年同期比98％）。

前週比ではキウイ、不知火、はっさくなどが増加したが、いちご、りんご、みかんが減少したため、18％の減少となった。

前年同期比ではいちご、アールスメロン、りんごなどが増加したが、キウイ、きんかん、ポンカンなどが減少したため、2％の減少となった。

市況は前週比、前年同期比ともに区々となった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比8％の減少となった。静岡県産普通の価格は保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に熊本県等から入荷し、前週比36％の大幅な増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に佐賀県等から入荷し、前週比5％の増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に入荷し、前週比222％の大幅な増加となった。和歌山県産の価格は強保合となった。

不知火　熊本県を中心に佐賀県等から入荷し、佐賀県産、鹿児島県産の出荷が始まり、前週比285％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前年同期比33％の減少となった。宮崎県産の価格は前年同期比で強保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比14％の減少となった。青森県産「ふじ」の価格は弱保合、青森県産「王林」の価格は保合となった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷したが、前週比65％の大幅な減少となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は保合、福岡県産「あまおう」の価格は弱保合、佐賀県産「さがほのか」の価格は強含みとなった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比4％の増加となった。緊急事態宣言により納め関係の需要が少なくなり、静岡県産の価格は弱含みとなった。

キウイ　福岡県を中心に和歌山県等から入荷したが、前年同期比44％の大幅な減少となった。福岡県産の価格は前年同期比で強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2021年1月第2週）