東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年1月第2週(1月8日〜1月14日)の概況より。
日ごとの動き
11日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,198t(前週比95%、前年同期比97%)。このうち鮮魚類は541t(前週比94%、前年同期比88%)、冷凍魚類は185t(前週比78%、前年同期比78%)、塩干加工品は472t(前週比105%、前年同期比124%)。
1月8日(金) 週末の取引、買い気は振るわなかった。スルメが小反発、イワシが堅調、サバは強保合、カツオは弱保合、相場全体では小動き。
1月9日(土) 休市前の取引、全般にストック品主体の取引、連休前とあって買い急がれ相場は底堅い展開。アジ、メジが小幅上伸、スルメは続伸、サバ、イワシは止め品ながら下げ渋り、相場全体では強保合。
1月12日(火) 週明けの取引、連休明けで買い気はまずまず。イワシがしっかり、スルメは小反落、サバは軟調、メジは弱保合、相場全体では小甘い。
1月13日(水) 水曜市の取引、入荷が増えたこともあり買い気は弱かった。アジが2〜5割、カツオは2〜3割、イワシは1〜2割それぞれ下落、メジは小安く、相場全体では下落。
1月14日(木) 開市日の間の取引、入荷は減ったが買い気は引き続き低調。イワシが3〜5割、アジは2〜3割、カツオは1〜2割それぞれ続落、ブリは小動き、相場全体では続落。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が高知や兵庫を主体に入荷。前週に比べ数量は37%増加し、価格は中型が3割弱安、中小型が5.5割高。
サバ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量は32%増加し、価格は約2割安。
イワシ 岩手を主体に入荷。前週に比べ数量は6%増加し、価格は1.5割弱安。
スルメイカ 青森を主体に入荷。前週に比べ数量は16%減少し、価格は約0.5割高。
カツオ 高知を主体に入荷。前週に比べ数量は47%減少し、価格は6割弱高。
ムキカキ 7%増加し、三陸産の価格は約3割安。
主な水産物の市況(2021年1月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 23.2 | 43 | 69 | 各地 | 生 | 7,673 |
海外 | 生 | 2,769 | ||||
メバチ | 28.2 | 67 | 56 | 各地※ | 冷凍 | 871 |
アジ | 36 | 137 | 105 | 長崎 | 中 | 659 |
高知ほか | 中小 | 837 | ||||
サバ | 40.4 | 132 | 100 | 千葉 | − | 337 |
イワシ | 21.9 | 106 | 77 | 岩手 | − | 318 |
スルメイカ | 13.1 | 84 | 81 | 青森 | − | 1,024 |
冷スルメイカ | 1.8 | 60 | 225 | 各地 | − | - |
サンマ | 2.3 | 56 | 40 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 10.8 | 63 | 78 | 北海道 | マ | - |
宮城ほか | マコ | 486 | ||||
北海道 | アカ | 567 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 79.4 | 114 | 180 | 鹿児島ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 12.4 | 63 | 89 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 864 | ||||
タラ類 | 29.5 | 132 | 85 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 0.8 | 53 | 80 | 高知 | − | 1,512 |
キンメダイ | 2.7 | 77 | 32 | 千葉ほか | − | 2,376 |
ムキカキ | 19.2 | 107 | 119 | 三陸 | − | 1,575 |
各地 | − | 1,458 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/