東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年1月第1週(1月1日〜1月7日)の概況より。
日ごとの動き
5日(火)が令和3年の初市で3日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,262t(前週比93%、前年同期比99%)。このうち鮮魚類は577t(前週比100%、前年同期比99%)、冷凍魚類は238t(前週比76%、前年同期比84%)、塩干加工品は448t(前週比96%、前年同期比110%)。
5日(火)が令和3年の初市で3日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
1月5日(火) 初市の取引、入荷は少ないが鮮魚類の買い気は弱め。カツオが大幅に値を下げ、イワシも半値水準に急落、スルメ、ブリは軟調、メジは小安い、相場全体では軟調。初市の最高値のマグロは青森県大間産、キロ10万円、一本値は2,084万円。
1月6日(水) 水曜市の取引、買い気が弱まる曜日ということもあり荷動きは総じて停滞気味、アジ、イワシ、ブリが下落、サバは小安い、スルメやメジも伸び悩み、相場全体では小幅下落。
1月7日(木) 開市日の間の取引、週半ばの取引で買い気は低調。ブリが1〜2割反発、メジは小高く、カツオは堅調、アジは2〜3割続落、イワシは小幅続落、サバは軟調、相場全体では区々。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が富山を主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は中型が7割高、中小型が前年同期比で3.5割弱安。
サバ 岩手を主体に入荷。前週に比べ数量は約2.1倍に増加し、価格は3割高。
イワシ 岩手を主体に入荷。前週に比べ数量は2.3倍に増加し、価格は約1.5割安。
スルメイカ 青森を主体に入荷。前週に比べ数量は19%増加し、価格は5割弱安。
カツオ 長崎や三重を主体に入荷。前週に比べ数量は12%減少し、価格は5割弱安。
ムキカキ 49%増加し、三陸産の価格は2割安。
主な水産物の市況(2021年1月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 54.3 | 62 | 113 | 各地 | 生 | 8,448 |
海外 | 生 | 2,592 | ||||
メバチ | 42.4 | 78 | 88 | 各地※ | 冷凍 | 886 |
アジ | 26.2 | 99 | 104 | 長崎 | 中 | 918 |
富山 | 中小 | 540 | ||||
サバ | 30.5 | 206 | 92 | 岩手 | − | 428 |
イワシ | 20.7 | 230 | 122 | 岩手 | − | 367 |
スルメイカ | 15.6 | 119 | 101 | 青森 | − | 965 |
冷スルメイカ | 3 | 167 | 143 | 各地 | − | - |
サンマ | 4.1 | 456 | 54 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 17.1 | 276 | 238 | 北海道 | マ | - |
宮城ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | - | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 69.4 | 95 | 133 | 鹿児島ほか | 野〆 | - |
塩サケ | 19.7 | 108 | 125 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | - | ||||
タラ類 | 22.4 | 137 | 88 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 1.5 | 88 | 214 | 長崎ほか | − | 954 |
キンメダイ | 3.5 | 106 | 35 | 高知ほか | − | 2,232 |
ムキカキ | 17.9 | 149 | 110 | 三陸 | − | 2,220 |
各地 | − | 1,836 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/