東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年11月第3週(11月13日〜11月19日)の概況より。
日ごとの動き
18日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,385t(前週比105%、前年同期比125%)。このうち鮮魚類は711t(前週比108%、前年同期比143%)、冷凍魚類は273t(前週比104%、前年同期比102%)、塩干加工品は401t(前週比102%、前年同期比116%)。
11月13日(金) 週末の取引、買い気は振るわなかった。カツオが堅調、ブリはしっかり、イワシは小動き、スルメは1割続落、サンマは軟調、相場全体では小動き。
11月14日(土) 休市前の取引、荷動きはよくなかった。サンマが2割、イワシが1〜2割それぞれ下落、アジは1割下落、スルメは1割続落、相場全体では軟調。
11月16日(月) 週明けの取引、豊富な入荷で荷動きは低調。イワシは1〜3割反発、スルメ、サンマは1〜2割反発、ブリは堅調、アジは軟調、相場全体では小反発。
11月17日(火) 休市前の取引、前日からの荷もたれ感から買い気は振るわなかった。カツオ、メジが2〜3割下落、サンマは1割反落、アジ、サバ、スルメは保合、相場全体では小反落。
11月19日(木) 休市明けの取引、入荷増で買い気は弱かった。サンマが1割反発、スルメが1割下落、アジは小安い、カツオ、ブリは軟調、相場全体では軟調。
品目別の動き
アジ 中型が長崎や鳥取、中小型は長崎や新潟を主体に入荷、前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は中型が1割安、中小型が2割弱安。
サバ 青森や石川を主体に入荷、前週に比べ数量は25%増加し、価格は約1.5割安。
イワシ 北海道を主体に入荷、前週に比べ数量は62%増加し、価格は約2割安。
スルメイカ 青森や石川を主体に入荷、前週に比べ数量は13%増加し、価格は3割弱安。
カツオ 鹿児島や長崎を主体に入荷、前週に比べ数量は14%増加し、価格は2割弱高。
生サンマ 岩手を主体に入荷、価格は0.5割安。
ムキカキ ほぼ変わらず、三陸産の価格は約1.5割安。
主な水産物の市況(2020年11月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 41.3 | 124 | 136 | 各地 | 生 | 5,333 |
海外 | 生 | 3,551 | ||||
メバチ | 70.5 | 117 | 123 | 各地※ | 冷凍 | 900 |
アジ | 50.3 | 99 | 167 | 長崎ほか | 中 | 378 |
長崎ほか | 中小 | 378 | ||||
サバ | 37.1 | 125 | 214 | 青森ほか | − | 277 |
イワシ | 12.3 | 162 | 81 | 北海道 | − | 363 |
スルメイカ | 19.8 | 113 | 404 | 青森ほか | − | 763 |
冷スルメイカ | 2.5 | 89 | 57 | 各地 | − | - |
サンマ | 38.3 | 85 | 93 | 岩手 | 生 | 616 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 10.5 | 146 | 142 | 北海道 | マ | 529 |
青森ほか | マコ | 702 | ||||
北海道 | アカ | 851 | ||||
北海道 | アサバ | 486 | ||||
ハマチ | 39.8 | 105 | 150 | 愛媛ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 22.8 | 129 | 144 | 北海道 | トキ | 1,674 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 23.4 | 110 | 138 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 17.8 | 114 | 307 | 鹿児島ほか | − | 994 |
キンメダイ | 7.3 | 112 | 135 | 千葉ほか | − | 2,225 |
ムキカキ | 15.4 | 100 | 134 | 三陸 | − | 1,709 |
各地 | − | 2,376 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/