各品目で収穫終盤。西洋なし増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年10月第4週（10月23日〜10月29日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,609t（前週比88％、前年同期比93％）。

前週比では、西洋なしが増加したが、くり、なし、ぶどうなどが減少し、12％の減少となった。

前年同期比では、くり、りんごが増加したが、なし、西洋なし、アールスメロンなどが減少したため、7％の減少となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

みかん　熊本県、長崎県等から入荷したが、極早生が終盤を迎えており、前週比16％の減少となった。熊本県産極早生は弱含み、長崎県産極早生の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に長野県等から入荷したが、5％の減少となった。岩手県産「ジョナゴールド」、青森県産「ふじ」の価格はともに弱保合、長野県産「シナノスイート」の価格は保合となった。

かき　和歌山県を中心に、奈良県等から入荷したが、前週比17％の減少となった。福岡県産「富有」の価格は弱含み、和歌山県産「平核無」の価格は強保合、和歌山県産「刀根」の価格は弱保合となった。

ぶどう　長野県を中心に入荷したが、「巨峰、ピオーネ」が終盤を迎えており、前週比25％の減少となった。長野県産「シャインマスカット」の価格は強保合、長野県産「巨峰」の価格は保合、岡山県産「ピオーネ」の価格は強含みとなった。

くり　茨城県を中心に入荷したが、前週比44％の大幅な減少となった。茨城県産の価格は強保合となった。

アールスメロン　茨城県、静岡県を中心に入荷したが、前週比14％の減少となった。荷動きはよく、茨城県産の価格は強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2020年10月第4週）